地震・津波対策溢水(いっすい)防止壁・車両ゲート

動画の内容

取水槽は蒸気や原子炉を間接的に冷やすための海水を沖合600mの取水塔からトンネルを通って取水槽に取り込み、海水(かいすい)中の砂やごみを取り除いています。

取水槽はトンネルで海と繋がっているので、取水槽の水面高さは前面の海と同じになっています。
津波が防波壁を越えない場合でも取水槽から海水が溢れることが想定されるため、取水槽の周囲を高さ4mの壁で囲む溢水防止壁を設置しました。
津波が防波壁を乗り越えてきた場合でも敷地内へ浸入した津波を海に排出するため、溢水防止壁に排水用のフラップゲートを設置しました。

車両ゲートは人や車が出入りするためのゲートです。普段は通行できるようになっていますが取水槽から海水が溢れた場合は床面が浮力で立ち上がって壁となり敷地内への浸水を防ぎます。