重大事故対策フィルタベント

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フィルタベントとは、万が一何らかの理由で燃料が溶けるような重大事故などが発生した場合、放射性物質の大規模な放出を防ぐための設備です。
原子炉格納容器内の圧力を下げるため、気体を外部へ放出する際は、放射性物質を吸着する金属製のフィルタを通すことで、セシウムなどの粒子状の放射性物質の放出量を1,000分の1以下に抑えます。

排気は高さ100mの排気筒の最上部に設置した配管を通して、大気中になるべく薄まるように放出します。
これにより、大規模な土壌汚染と長期の避難を回避することができます。