現場対応力原子力研修センター

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浜岡原子力発電所では、発電所の安全性と信頼性をより一層高めるため、社員の知識、技術の向上に努めています。原子力研修センターは、運転訓練用シミュレーターや発電所内設備と同等の設備を用いて研修を行う施設です。

シミュレーター訓練は、3,4号機用、5号機用の2台の運転訓練用シミュレーターをそれぞれ用いて、運転員のクラスに応じた段階的な教育を行なっています。また、重大事故を想定した訓練など運転チームごとの訓練もおこなっており、チーム力の向上をはかっています。

全号機停止となった以降、運転を経験したことがない若手社員が増えており、さまざまな教育・訓練を通じてベテランの先輩社員から運転知識や技術を習得し、技術力の維持向上につとめています。

また、浜岡原子力発電所で過去に経験した事故・トラブルから学んだ教訓、これまで蓄積してきたノウハウを風化させることなく技術伝承していくために「失敗に学ぶ回廊」を設置しています。

事故概要を示すパネルや実物または模型を展示した「失敗事例を学ぶ」ゾーンや、その失敗事例の原因を学ぶ「失敗事例の解説」ゾーンなど6つのゾーンから構成されています。
また、事故対応に当時関わったOBからのメッセージコーナーや、失敗から学んだことを膝を突き合わせて議論できる「車座の間(くるまざのま)」というスペースを設けるなど、学びの効果をより一層高められるよう工夫しています。