HOME>IR・企業情報>広報活動・資料・データ集>リリース情報>プレスリリース>バックナンバー>バックナンバー(2010年)>浜岡原子力発電所1号機 タービン建屋2階における照明電源切替用開閉器からの発煙に対する原因と対策について

プレスリリース バックナンバー(2010年)

浜岡原子力発電所1号機 タービン建屋2階における照明電源切替用開閉器からの発煙に対する原因と対策について

2010年6月18日

中部電力株式会社

当社は、2010年6月8日に、廃止措置中の浜岡原子力発電所1号機のタービン建屋2階(放射線管理区域外)で発生した照明電源切替用開閉器(以下、「開閉器」という。)からの発煙(注)について、これまで原因の調査と再発防止対策の検討を実施してまいりました。

このたび、これらの結果をとりまとめましたので、お知らせいたします。

 

1 原因調査結果について

当該開閉器の外観点検の結果、開閉器内の3つの制御用電磁コイルのうち、2つのコイルの被覆などに変色と溶融痕を確認しました。

当該開閉器の動作確認の結果、動作が悪く、瞬時に動作するはずのところ10分以上かかることを確認しました。

当該開閉器の分解点検の結果、開閉器の駆動部に塗布している潤滑油が固化していることを確認しました。

また、当該開閉器の製造メーカへ確認した結果、同じタイプの開閉器では、駆動部の潤滑油が固化し、動作が悪化する可能性があること、その結果、制御用電磁コイルへの通電が数分間続き、コイルの被覆などから発煙することを確認しました。

なお、その他に異状はありませんでした。

2 推定原因について

原因調査結果から、発煙に至った原因は以下のとおりと推定しました。

[1] 開閉器の駆動部の潤滑油が固化したことで動作が悪化した。

[2] このため、常用電源である1号機側から予備電源である2号機側への電源切替が瞬時に完了せず、開閉器内の制御用電磁コイルへの通電が数分間継続したことで発熱し、コイルの被覆などが溶けて発煙した。

3 再発防止対策について

(1)発煙した開閉器の取替

当該開閉器を、潤滑油が不要な開閉器へ取り替えます。

また、発電所関連設備で使用している当該開閉器と同じタイプの開閉器19台についても、順次、取り替えます。

(2)取替が完了するまでの当面の対策

取替が完了するまでの対策として、同じタイプの開閉器を使用している設備については、電源切替操作を伴う作業は実施しません。

また、放射線監視設備などの電源が自動的に切り替わらないと支障の出る設備については、開閉器の駆動部の点検を早急に実施します。それ以外の照明設備などについては、あらかじめ予備側の電源を切りとし、常用側電源が停電しても自動で切り替わらないような措置を講じます。

 

(注)廃止措置中の浜岡原子力発電所1号機のタービン建屋2階(放射線管理区域外)で発生した開閉器からの発煙とは、2010年6月8日午前9時30分頃、電源装置の停電作業を実施した際、1号機側の停電に伴い照明用電源が自動で2号機側に切り替わらなかったため、切替盤の扉を開け、盤の内部を確認したところ、切替器より煙を確認した事象です。
午前9時35分に消防署への通報をおこなうとともに、当該切替盤への2号機側からの通電を停止のうえ、現場を確認し、午前9時44分に盤内に煙および炎のないことを確認しました。
その後、消防署により午前10時17分に鎮火が確認されるとともに、今回の事象は火災と判断されました。
なお、本事象によるケガ人はありません。また、本事象は放射性物質の放出に関わる事象ではありません。

(2010年6月8日公表済み)

 

添付資料

以上