プレスリリース バックナンバー(2011年)

浜岡原子力発電所4号機の調整運転開始について

2011年2月3日

中部電力株式会社

当社は、浜岡原子力発電所4号機(沸騰水型、定格電気出力113.7万キロワット)の第12回定期検査を2010年10月14日から開始し、各機器の点検作業等を行ってきました。

原子炉停止中に実施する各機器の点検作業や定期事業者検査は本日終了する見込みです。

その後、原子炉起動に向けた準備を行い、明日にも原子炉を起動し、調整運転を開始する予定です。

調整運転においては、徐々に出力を上げ、原子炉で発生した蒸気を用いた設備の点検や検査を実施してまいります。これらの検査等が終了した後、最終検査となる国の総合負荷性能検査を受けることとしています。

なお、調整運転中に異状が確認された場合には、必要に応じて修理を行います。修理の方法によっては、原子炉を停止する場合もあります。

また当社は、今回の定期検査中に、4号機での2010年度からのプルサーマル実施計画の延期を決定しました。(2010年12月6日お知らせ済み

 今後は、早期にプルサーマル計画が実施できるよう、全力で取り組むとともに、浜岡原子力発電所の安全確保を最優先に、地域の皆さまに信頼していただける発電所を目指してまいります。

 

参考

以上

参考1

浜岡原子力発電所4号機定期検査中の主な点検、工事

1.主な点検

(1)原子炉本体

原子炉圧力容器の点検、炉内構造物の点検、燃料の点検

(2)原子炉冷却系統設備

配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検

(3)計測制御系統設備

制御棒駆動水圧系の点検、各種計測装置の点検、校正

(4)放射線管理設備

各種放射線管理用計測装置の点検、校正

(5)原子炉格納施設

原子炉建屋、格納容器の気密試験

(6)蒸気タービン

復水器の開放点検、補機類の点検

(7)その他

廃棄設備、燃料設備、非常用予備発電装置、電気設備等の点検

2.主な作業・工事

(1)燃料取替作業

原子炉内の全燃料764体のうち184体を新燃料に取り替えました。このうち、MOX燃料を装荷する予定であった28体については、予備のウラン燃料を装荷しました。なお、装荷予定であったMOX燃料は、燃料貯蔵プールに保管しています。

(2)点検周期を超過した点検計画および点検実績に対する対応結果

点検周期を超えて使用していた機器(320機器)のうち、定期検査中に点検を予定した319機器について分解点検等を行い、異状のないことを確認しました。なお、残りの1機器については、運転中に行う通常時定期点検として、現在分解点検を行っており、2月中に点検が完了する予定です。

(3)供用期間中検査に含めていない溶接箇所を確認した事象に対する対応結果

原子炉隔離冷却系ポンプ支持部材取付け溶接箇所について、供用期間中検査を行い、異状のないことを確認しました。

(4)高圧ガス保安法に基づく工事の手続き漏れに対する対応結果

4号機の高圧ガス保安法に基づく手続き漏れを確認した2弁について、2011年1月13日に静岡県へ許可申請を行い、1月26日に完成検査証を受領しました。

(5)主タービン軸振動監視強化に対する対応

2010年6月4日、主タービン軸振動値にわずかな上昇傾向を確認し、監視強化を実施するとともに原因調査を行ってきました。(2010年6月4日お知らせ済み【PDF:299KB】)原因調査のため、定期検査中に低圧タービン(C)と発電機の軸結合部を分解したところ、互いの軸が中心からごくわずかにずれていることを確認しました。このため、互いの軸を中心にするよう調整を行いました。今後、調整運転中に振動値の確認を行います。