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プレスリリース バックナンバー(2011年)

浜岡原子力発電所周辺における断層等に関する情報の整理について(経済産業省原子力安全・保安院からの指示に対する報告)

2011年5月31日

中部電力株式会社

当社は、経済産業省原子力安全・保安院が現在実施している新耐震指針に照らした浜岡原子力発電所の耐震安全性評価を進めるにあたり、東北地方太平洋沖地震の発生に伴い大きな地殻変動が観測されたことを踏まえて同院が発出した指示(注1)に基づき、断層等に関する情報についてとりまとめ、本日、同院へ報告書を提出しましたので、お知らせします。

1 原子力安全・保安院の指示の内容

東北地方太平洋沖地震の発生に伴って、大きな地殻変動が観測されたことを踏まえ、既に原子炉設置者等において実施した地質調査や、各種の文献調査等の中から抽出した断層、変位地形(注2)、リニアメント(注3)等に係る情報であって、原子力発電所の耐震設計上考慮する必要がある断層に該当する可能性の検討にあたって必要な情報を報告すること。

2 報告の内容

当社は、浜岡原子力発電所の耐震安全性を確認するにあたり、発電所周辺の断層等の調査を行うとともに発電所への影響を評価した上で、それら個々の断層等について耐震設計上考慮する必要性の有無を判断しています。今回の報告は、新耐震指針に照らした浜岡原子力発電所の耐震安全性評価報告書およびこれまでに国のワーキンググループにおいて審議された資料から、必要な情報を整理したものです。

(1) 浜岡原子力発電所周辺において、これまでの調査に基づき耐震設計上考慮していない断層等(断層、変位地形、リニアメント等)に関する情報を整理しました。

(2) 断層等については、その周辺の応力場(注4)との関係によって活動性を否定しているものではなく、また、このたびの東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動による浜岡原子力発電所周辺の応力場への影響は小さいと考えられますが、今回の地震に関する情報収集に努め、新たな知見については今後の評価に適切に反映していきます。

(3) 東北地方太平洋沖地震以降に浜岡原子力発電所周辺(浜岡原子力発電所より半径100km程度)で発生した地震は、2011年3月15日の静岡県東部の地震があげられますが、この地震についても情報収集に努め、新たな知見については今後の評価に適切に反映していきます。

 

(注1) 経済産業省原子力安全・保安院の指示:2011年4月28日に経済産業省原子力安全・保安院により発出された「平成23年東北地方太平洋沖地震を踏まえた新耐震指針に照らした既設発電用原子炉施設等の耐震安全性の評価結果の報告に係る原子力安全・保安院における検討に際しての意見の追加への対応について」(平成23・04・28原院第4号)

(注2) 変位地形:地表に変位が生じた地形を言います。変位の要因の一つとして断層の運動が考えられます。

(注3) リニアメント:崖、尾根の傾斜急変部、谷や尾根の屈曲等の地形的特徴が、直線またはそれに近い状態に配列している場合、その線状の地形のことをいいます。リニアメントの発見には空中写真により判読する手法がとられています。

(注4) 応力場:地層にどのような力が加わっているかを示すもので、水平方向を基準にして押されていれば圧縮応力場、引っ張られていれば引張応力場といいます。応力場の変化は、プレートの運動に関係しており、海洋プレートの沈み込みの方向、角度等が応力場を変化させると考えられています。

別紙

以上