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プレスリリース バックナンバー(2011年)

鋳造工場向けエネルギー利用最適化システム「MiELCAST」(みえるキャスト)の開発について~操業時のムダを減らして省エネルギーに貢献~

2011年6月20日

中部電力株式会社

当社(代表取締役社長:水野明久、所在地:愛知県名古屋市東区東新町1番地)は、このたび、富士電機株式会社(代表取締役社長:北澤通宏、所在地:東京都品川区大崎1丁目11番2号)および株式会社トーエネック(代表取締役社長:越智洋、所在地:愛知県名古屋市中区栄1丁目20番31号)と共同で、鋳造工場向けエネルギー利用最適化システム「MiELCAST」(みえるキャスト)を開発いたしました。7月19日から株式会社トーエネックより提供を開始いたします。

鋳造工場は、大きく分けて、溶解炉(誘導炉)で金属を溶かす「溶解」、鋳型を造る「造型」、溶けた金属を流し込む「注湯」の三工程を経て、製品(鋳物)を取り出し、出荷しています。エネルギーの多くは溶解工程において金属を溶かすのと、全量を注湯するまで金属が冷えて固まらないよう保温するために使われています。ムダなエネルギー消費を減らすためには、鋳物の品種・数量に対して過不足ない量の金属を溶かすとともに、「溶解」と「造型」の二つの工程のタイミングを合わせ、効率的に操業できるスケジュールを作成する必要があります。

しかし、実際には、多品種の製品を生産するのが一般的であり、日々変わる生産計画に応じて、複数の溶解炉や造型・注湯設備を品種毎に切り替えるなど、複雑な操業を行っているため、エネルギー消費の低減まで考慮した操業スケジュールを作成することは困難でした。

今回開発したシステムでは、ムダなエネルギー消費を抑えるために、日々の生産計画に基づき、溶解と造型のタイミングを合わせた最適な操業スケジュールを自動作成します。さらに、操業状況をリアルタイムにグラフィック化する「操業の見える化」、最適な操業スケジュールと実績との比較・分析によってムダを定量的に把握する「ムダの見える化」等の機能により、鋳造工場の省エネルギーに向けた取り組みをサポートします。

 

鋳造工場向けエネルギー利用最適化システム「MiELCAST」の主な特長

(1)最適な操業スケジュールの自動作成

日々の生産計画を入力すれば、予め設定した標準操業パターンに基づき、エネルギー消費が最小となるように操業スケジュールを自動作成します。また、作成したスケジュールに基づいて、溶解炉の操業開始や出湯等のタイミングを作業者に知らせる機能も有しています。

(2)操業の見える化

主要設備(溶解炉、造型機、注湯機等)の運転状態、電力消費量、材料供給量等をデータ通信で取り込み、リアルタイムでグラフィック表示します。

(3)ムダの見える化、効果の見える化

予め作成した溶解炉の最適な操業スケジュールと実績の差異を運転状態別に定量的に把握することができます。いつ、どこで、どれだけのムダが生じているかが判るため、工場内の改善意識を高める効果が期待できます。
また、改善に向けた対策を立案した後、対策前後の操業スケジュール・エネルギー消費量・操業時間をシミュレーションすることで、効果を事前に確認することができます。これにより、継続的に省エネルギー・生産性向上を目指すことができます。

 

 

別紙

以上