プレスリリース
上越火力発電所1-1号の営業運転開始日について
2012年06月29日
中部電力株式会社
当社は、新潟県上越市において、上越火力発電所の建設工事を2007年3月の着工以来、順調に進めてまいりました。
このたび、7月1日に、初号機である1-1号が、営業運転を開始する予定となりましたので、お知らせいたします。
本発電所の出力は、1-1号~2-2号のすべての号機が運転開始すると、238万kW(59.5万kW×4機)となります。
本発電所は、LNG(液化天然ガス)を燃料とする最新鋭の多軸式コンバインドサイクル発電方式(注1)を採用した設備であり、国内最高水準の熱効率(注2)(58%以上)を達成しています。
これにより、1-1号~2-2号のすべての号機が運転開始すると、年間約160万トンのCO2排出量削減が見込めます。
本発電所が営業運転を開始することにより、当社供給区域の北端に位置する長野方面の電力供給の安定化が期待できます。
なお、1-2号~2-2号につきましては、引き続き建設工事を進めて、2014年5月までに順次営業運転を開始する予定です。
(注1) 多軸式コンバインドサイクル発電方式とは、ガスタービンと蒸気タービンがそれぞれに発電機を駆動する発電方式で、複数の軸でブロックを構成している。当社では初の採用だが、国内で多数の実績がある方式。
(注2) 熱効率とは、投入した燃料の熱エネルギーのうち、実際に電気となった割合を示すもの
添付資料
以上
添付資料1
上越火力発電所の概要
所在地 |
新潟県上越市八千浦2 |
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出力 |
1号系列(1-1号、1-2号)1,190,000kW(595,000kW×2ブロック) 2号系列(2-1号、2-2号)1,190,000kW(595,000kW×2ブロック) |
発電方式 |
多軸式コンバインドサイクル発電方式 |
着工年月 |
1号系列 2007年3月 |
営業運転開始 |
1-1号 2012年7月1日(予定) |
特徴 |
供給区域外で初の火力発電所当社として供給区域外、日本海側に立地する初めての火力発電所です。 高効率で環境負荷の少ない発電設備最新鋭の1,300℃級改良型ガスタービンを用いた多軸式コンバインドサイクル発電方式の採用により、国内最高水準の熱効率58%以上を達成しています。 これにより、限りあるエネルギー資源をより有効的に活用でき、合わせて、CO2排出量の削減を図ることができます。 また、クリーンなLNGを燃料としており、ばい塵の発生がありません。 高度な自動化発電設備の制御・監視は、起動から停止までを中央制御室から少人数で運転できる設備としています。 |