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プレスリリース 2014年

浜岡原子力発電所4号機低圧タービン動翼取付部のひび等に対する対策の計画変更について

2014年10月3日

中部電力株式会社

当社は、応力腐食割れによるものと推定されるひびを確認した浜岡原子力発電所4号機(定格電気出力113.7万kW 第13回施設定期検査中)の低圧タービン(A)から(C)について、応力腐食割れを抑制する対策を踏まえ設計した車軸に取り替えることとし、本日、経済産業大臣および原子力規制委員会に工事計画の届出をおこないましたのでお知らせします。

4号機の低圧タービンの復旧については、これまで、低圧タービン(C)の車軸を新品に取り替えるとともに、低圧タービン(A)から(C)の第12段には圧力プレートを設置し復旧することとしていました。また、圧力プレートを設置することにより、運転時の発電機出力が低下することから、長期的な対策として、低圧タービン(A)および(B)についても、車軸の取り替えを計画することとし、2014年度末までの復旧を目標に進めてきました。                (2013年6月21日 公表済み

その後、車軸の取り替えについて検討をおこなってきた結果、低圧タービン(A)および(B)についても、早期に車軸の取り替えを実施できる見通しが得られたことから、当初予定していた圧力プレートの設置を取り止め、低圧タービン(A)から(C)について車軸の取り替えをおこなうこととしました。また、車軸の取り替えに合わせ、動翼についても、ひびおよび割れの原因と推定される高サイクル疲労割れを防止するための対策を講じた上で、全数を新品に取り替えます。

4号機の低圧タービンの復旧は、2015年9月末までにおこなう予定です。

別紙

添付資料

以上

添付資料1

(これまでお知らせした内容)

浜岡4号機 第13回定期検査において、低圧タービン第7段~第12段の動翼取付部(車軸側)の一部を代表範囲として超音波探傷検査をおこなったところ、低圧タービン(C)の高圧タービン側第10段~第12段および発電機側第10段~第12段の動翼取付部に有意な指示波形を確認しました。(PDFを開きます2012年8月8日 公表済み[PDF:299KB]

その後、浜岡4号機の低圧タービン(A)(B)についても点検をおこない、低圧タービン(C)と同様に第10段~第12段に有意な指示波形を確認しました。(PDFを開きます2012年9月4日 公表済み[PDF:203KB]

指示波形を確認した浜岡4号機の低圧タービン動翼取付部(車軸側)について、磁粉探傷検査等をおこなうために動翼を取り外したところ、低圧タービン(B)の発電機側第12段から取り外した動翼の動翼取付部(動翼側)の一部に割れおよびひびを確認しました。(PDFを開きます2012年11月6日 公表済み[PDF:194KB]

浜岡4号機の低圧タービン動翼取付部(車軸側)で有意な指示波形を確認したことを受け、浜岡3号機第17回定期検査において、低圧タービン第7段~第12段の動翼取付部(車軸側)全周について超音波探傷検査をおこなったところ、低圧タービン(C)の高圧タービン側第12段および発電機側第12段の動翼取付部(車軸側)に有意な指示波形を確認しました。(PDFを開きます2012年11月28日 公表済み[PDF:265KB]

その後、浜岡3号機の低圧タービン(C)の第7段~第12段の動翼取付部(動翼側)全周について超音波探傷検査をおこなったところ、低圧タービン(C)の発電機側第12段の動翼取付部(動翼側)に有意な指示波形を確認しました。(PDFを開きます2012年12月5日 公表済み[PDF:217KB]

浜岡4号機の低圧タービン(A)~(C)の発電機側第12段の動翼取付部(車軸側)の磁粉探傷検査を実施した結果、超音波探傷検査で指示波形を確認した部位とおおむね同一の部位にひびを確認しました。
 また、低圧タービン(A)~(C)の発電機側第12段の動翼取付部(動翼側)の目視検査および磁粉探傷検査を実施した結果、計450本の動翼のうち、9本に割れを確認し、92本にひびを確認しました。(PDFを開きます2012年12月5日 公表済み[PDF:258KB]

原因調査をおこなった結果、動翼取付部(車軸側)のひびは応力腐食割れによるものと推定しました。また、4号機低圧タービンに確認した動翼取付部(動翼側)のひびや割れは、動翼の固有振動数とタービンの回転周波数の9倍および11倍の周波数が近接していたことから、共振が発生して振動応力が増大し、高サイクル疲労が発生したものと推定しました。

ひびの存在を確認した低圧タービン動翼取付部(車軸側)について、ひびの深さを調査するため、ひびが除去できるまで当該箇所を切削しました。その結果を用いて強度評価をおこなったところ、動翼の復旧が困難な箇所があることを確認しました。
 以上の調査結果をふまえ、以下のとおり、2014年度末までに低圧タービンの復旧を実施することとしました。

【車軸】

  • 4号機については、低圧タービン(C)の車軸を新品に取り替えるとともに、(A)~(C)の第12段に圧力プレートを設置する。車軸の取り替えにあたっては、動翼取付部の応力腐食割れの発生を抑制する対策を計画する。
  • 3号機については、低圧タービン(B)の第11段にはさみ金を取り付けるとともに、(A)~(C)の第12段に圧力プレートを設置する。
  • 3号機の低圧タービン(A)~(C)および4号機の低圧タービン(A)、(B)についても車軸の取り替えを計画する。

【動翼】

  • ひびおよび割れを確認した動翼全数については、高サイクル疲労割れを防止する設計を採用した新品の動翼に取り替えをおこなう。(2013年6月21日 公表済み