定例記者会見
定例記者会見
役員人事について(記者会見)
2010年03月24日
中部電力株式会社
川口会長挨拶
(はじめに)
- お忙しいところ急きょお集まりいただいた方もいらっしゃると思いますが、誠にありがとうございます。
- 私からまず、人事について申しあげます。
(新会長・新社長発表)
- 正式には、6月末の株主総会で、取締役として選任を得たうえで決定することになりますが、本日の取締役会において、私が退任して相談役となり、新会長に社長の三田敏雄(みたとしお)さん、新社長には副社長の水野明久(みずのあきひさ)さんがそれぞれ就任することを内定いたしました。
- 2006年の会長就任以来、エネルギー市場における激しい変化と競争の中で、三田社長とともに、当社そしてグループ全体の持続的な成長のために、経営のかじ取りに携わってまいりました。
- この間、会社は、三田社長の陣頭指揮の下で、課題を確実に解決し前進するとともに、経営と現場が近い活気ある企業に成長してきたと確信しております。
- 一方、昨今の厳しい経済情勢やエネルギー間競争の一層の激化、さらには地球環境保全への意識の高まりなど、当社を取り巻く経営環境は大きな転換点を迎えております。
- こうした厳しい環境の中で、課題に的確かつ柔軟に対応し、持続的な成長を達成するためには、新たな体制で、これまで以上に強い企業グループをつくっていく必要があると考え、今回の人事を決定いたしました。
(新会長・新社長の紹介)
- 新会長の三田さんは、みなさまご存知の通りであります。4年間の社長としての手腕は大変素晴らしく、私も全幅の信頼を置いて経営の執行を任せてまいりました。今後、会長としてグループ全体の経営を託すにふさわしい方と確信しております。
- 新社長の水野さんは、バイタリティーあふれた方でいらっしゃいます。大局的に物事を見ることができるとともに、バランス感覚に非常に優れ、人望厚く社員にやりがいを与えられる人だと考えております。
- 土木建築、国際事業、経営戦略、さらには海外勤務など、これまで幅広い業務に携わり実績を残していらっしゃいます。
- お二方とも、人格、識見、力量とも、当社およびグループの経営を担ううえで申し分ない方であり、厳しい経営環境の中ではありますが安心して後を託すことができると考えております。
(おわりに)
- 正式には改めてご挨拶させていただきますが、新会長・新社長をお引き立ていただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
- なお、その他の役員人事については、4月の決算取締役会以降にお知らせする予定であります。
- 私からは以上であります。
以上
プレスリリース
三田社長挨拶
(はじめに)
- 三田でございます。
- ただいま川口会長から発表がございましたように、本日午前中の取締役会において、会長への就任について内定をいただきました。
- 大変光栄なことではございますが、当社そしてグループ会社を取り巻く経営環境が大きな転換点を迎える中で、会長という重い職務を任せていただくことになり、身の引き締まる思いでございます。
- 微力ではございますが、与えられた責務を全うできるよう一所懸命に努めてまいる所存であります。
(4年間の振り返り)
- 当社は、私が社長に就任して以来4年の間に、さまざまな経営課題に直面してまいりました。
- 浜岡原子力発電所5号機のタービン・トラブル対応に始まり、化石燃料価格の急激な高騰、さらには金融市場の動揺に端を発した世界的な景気後退など、厳しい経営環境が続きました。
- そのような中で、私は、「お客さまに、安全で安価なエネルギーを、安定してお届けすることを通じて、地域経済の発展に貢献する」という公益事業者としての使命を完遂するため、現場を支える従業員と一丸となって、精一杯努めてまいりました。
- まだまだ、足りないこと、至らないことも多々あるかとは思いますが、みなさま方のご支援・ご協力をいただき、おかげさまで何とかその職責を果たすことが出来たのではないか、と思っております。この場をお借りして感謝を申しあげます。誠にありがとうございました。
(新社長の紹介)
- 川口会長の紹介にもございましたとおり、新社長の水野さんはバイタリティーあふれる方です。変化の激しい時代にあっても、水野さんのエネルギッシュな若い力で、さらに改革のスピードを上げて、力強く会社をリードしていただけるものと確信しております。
(おわりに)
- まだ内定の段階でございますので、私からのご挨拶はこれぐらいにさせていただきまして、正式に会長に就任した際には改めてご挨拶申しあげたいと考えております。
- 今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。
- 私からは以上であります。
以上
水野副社長挨拶
(はじめに)
- 水野でございます。
- ただいま、川口会長からお話がありましたように、このたび、中部電力の社長ということで内定をいただきましたので、一言ご挨拶申しあげます。
(情勢認識)
- 昨今の経済情勢は回復の兆しを見せ始めているものの、先行きは依然として不透明な状況となっております。
- 加えて、地球温暖化問題への対応や電力という枠組みを越えたエネルギー市場全体での競争の激化など、当社を取り巻く経営環境はますます厳しいものがあります。
- このように、多くの課題がある中で、社長という大任を仰せつかり、その重責に身の引き締まる思いでございます。
(抱負)
- わたくしはこれまで、土木建築、国際事業、経営戦略などの部門を経験してまいりました。
- 土木建築部門では、水力発電所の建設現場に身を置き、主に設計の仕事をしてきました。
- また、国際事業部門においては、海外の発電事業への参画やコンサルティング事業などを手掛けてまいりました。
- この4年間は経営戦略本部で、経営計画の策定や諸課題への対応などに携わっております。
- 困難な仕事もたくさんありましたが、常に前向きな姿勢で、「チームワーク」を大切にチャレンジしてきました。一人ひとりが同じビジョンを持って、ともに考え、行動することが大きな力につながると信じております。
(おわりに)
- このたび、全く予期せぬことながら社長の指名を受け、その責任の重さに改めて身が引き締まる思いでございます。
- 時代が大きく変わりつつあるこの重要な時期に、その変化に臆することなく迅速かつ果敢に対応し、お客さまや株主などステークホルダーのみなさまのご期待にお応えできるよう、全力で取り組んでまいります。
- どうかよろしくお願いいたします。
以上