定例記者会見

定例記者会見

2015年9月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2015年09月29日
中部電力株式会社

記事をシェアする

  • 本日、私からは、
    • 電力の全面自由化に向けた新たな取り組み
    • 今夏の電力需給実績

    について、お話しいたします。

電力の全面自由化に向けた新たな取り組み

  • 初めに、電力の全面自由化に向けた新たな取り組みについてお話しいたします。
  • 当社は、来年4月から始まる電力の全面自由化に対し、事業領域の拡大をすすめることで収益を拡大し、厳しい競争を勝ち抜いていく考えです。
  • 引き続きお客さまにお選びいただくために、当社独自の新しいサービス開発し、他社に先駆けてお客さまにご提案することを目指します。
  • 厳しい競争時代において重要なことは、
    • お客さまとの接点をつくりだし、関係を深め、お客さまのニーズにお応えしていくことで、お客さまにとって当社が「より身近な存在」となること
    • さまざまな業種、業態のパートナー企業のみなさまと積極的に連携して幅広な開発を行うことで当社独自のサービスをおこなっていくこと
    • また、このたびご説明するカテエネポイントの電気料金充当など、創意と工夫、柔軟な発想によるサービスを開発し提供すること

    と考えます。

  • 収益拡大に向け、当社は、
    • 「当社の電気をお使いいただいているお客さまへの新たなサービス」
    • 「首都圏エリアでの事業拡大」
    • 「家庭用等へのガス販売参入(ガス&パワー)」を、

    販売戦略の3本柱として、それぞれの領域で具体的な検討を進めているところであります。

  • 本日は、販売戦略の第一弾として、「当社の電気をお使いいただいているお客さまへの新たなサービス」について、取りまとめましたので、その内容をお知らせいたします。
  • 当社の電気をお使いいただいているお客さまに対する、新たなサービス内容については、『新しい価値』『地域』 『お役立ち』といった3つのキーワードを軸に検討してまいりました。
  • 『新しい価値』とは、「お客さまの暮らしやビジネスシーンの中で、これまでになかった新たな価値や便益の提案を行うこと」です。
  • 『地域』とは、「お客さまがお住まいの地域における情報発信や安心・安全に関するサービスなど、お住まいの地域に根付いたサービスの提供を行うこと」です。
  • 『お役立ち』とは、「暮らしやビジネスでの課題・お悩みの解決をサポートするサービスの提供を行うこと」です。
  • お話しした3つの軸に沿った新たなサービスを提供することで、全面自由化以降も、「より身近な存在」として当社を引き続きお選びいただけるよう、努めてまいります。
  • それでは、新たなサービスについて『ご家庭向けサービス』と『ビジネス向けサービス』に分けてお話しします。
  • 先ず、『ご家庭向けのお客さまへの新たなサービス』についてお話します。
  • 当社が「暮らしのコーディネーター」として、お客さまの暮らしの中で、付加価値をご提供できることを主眼においた新しいサービスとなっております。
  • 具体的には、
    • 自由料金メニューをお選びいただいたお客さまを対象として、WEB会員サービス「カテエネ」で貯まったポイントを電気料金の支払いに充当できるサービス
    • 省エネのため、日々の電気の使用量を積算し、設定した使用量を超えた翌日にメールでお知らせするサービス
    • 高齢者の見守りツールとして、設定した電力使用量を下回る場合にお知らせするサービス

    などのサービスを始めます。

  • なお、「カテエネ」のポイントを電気料金の支払いに充当できるサービスについては、このサービスの対象となる料金メニューなどの詳細を、改めてご案内いたします。
  • また、カテエネポイントをお使いいただける提携先を、3社から8社に拡大し、よりお使いいただきやすい環境とします。
  • 続いて、『ビジネス向けのお客さまへの新たなサービス』について、お話します。
  • 当社は、これまでもビジネス分野のお客さまに対しては、法人向けの会員制WEBサービスである「ビジエネ」を通じて、様々な情報を提供してきました。
  • 現在の「ビジエネ」では、
    • 電気料金やご使用量をご確認いただける照会サービス
    • お客さまの業種ごとの省エネ・節電ポイントの紹介
    • 実際のお客さまのエネルギーに関する改善事例紹介

    などの情報を提供しております。

  • 今回のビジネス向けの新たなサービスでは、
    • お客さまの店舗情報・広告をお届けし、集客をサポートする集客お手伝いサービス
    • ビジネス上の法務・税務に関する疑問やお悩みのご相談を電話で受けるビジネス相談ダイヤル
    • クラウド型会計ソフトを提供する会計お手伝いサービス

    などのサービスを始めます。

  • 最後に、当社の新しいテレビコマーシャルである『中部電力はじめる部』についてお話しします。
  • 今月19日より新しいコマーシャルとして放映を開始しました。
  • 『はじめる部』は、当社の新たな取組みを広く認知いただけるよう、プロモーション用の特命部署として設定したものです。
  • 今後、当社の新しいサービスなどを「はじめる部」の取り組みという形でシリーズ化し、テレビCMやWEBサイトなどを通じてわかりやすくお伝えしていきます。
  • 当社は、今後も、家庭向けWEBサイト「カテエネ」、法人向けWEBサイト「ビジエネ」など、さまざまな接点を通してお客さまのニーズを把握しサービスに繋げ、お客さまにご満足をいただけるよう務めてまいります。
  • また、より質の高いサービスの開発に向けた、さまざまな業種、業態の企業との連携については、今後も幅広く検討してまいります。
  • 電気料金につきましては、お客さまのライフスタイルやニーズにあわせた電気の使い方など色々な切り口から新しい料金メニューを検討してまいります。
  • なお、現在検討しております「首都圏エリアでの事業拡大」、「家庭用等へのガス販売参入(ガス&パワー)」については、内容を取りまとめ次第、お知らせさせていただきます。

資料

今夏の電力需給実績

  • 次に、今夏の電力需給実績についてお話しいたします。
  • 当社はこの夏の最大電力を、最大3日平均電力で2,475万kW、2013年度並みの猛暑を想定した1点最大電力で2,597万kWと想定しておりました。
  • これに対して、この夏の2015年7月から昨日(9月28日)までの最大電力の実績は、最大3日平均電力で2,478万kW、1点最大電力で2,489万kWとなっております。
  • いずれも8月上旬に記録したのは、7月下旬から8月上旬にかけて猛暑日が発生し、平年に比べ気温が高く推移し、冷房の稼働が増加したためであると考えております。
  • この夏の名古屋の最高気温は38.4℃でしたが、これは8月1日に記録したものです。
  • 8月下旬以降は、雨や曇りといった天候などの影響により平年に比べ気温が低く推移したことから、8月上旬に発生した最大電力を超えることはありませんでした。     
  • この夏も、ご家庭のお客さま、企業のお客さま、自治体のみなさまはじめ、広く地域社会の皆さまに、節電に関して多大なご協力をいただいております。
  • 空調の温度設定や不要な照明の消灯など、きめ細かな節電にご協力いただいたおかげをもちまして、電力を安定してお届けすることができました。 
  • この場を借りまして、みなさまの節電へのご協力に対し厚くお礼申し上げます。誠にありがとうございました。        
  • この夏の需給実績の評価につきましては、景気影響などの分析・評価がまだできていないことから、詳細な分析ができ次第、改めてお知らせさせていただきます。
  • 当社といたしましては、引き続き、お客さまに安定して電気をお届けできるように、全力を挙げて、取り組んでまいります。
  • 私からは、以上であります。

別紙



以上

ページトップへ