今年(ことし)の干支(えと)は卯(う)、ウサギのことだよ。
ウサギにはどんな仲間(なかま)がいるのかな?
体にどんな特(とく)ちょうがあるのかな?気になるウサギのひみつを探(さぐ)ってみよう!
今年(ことし)の干支(えと)は卯(う)、ウサギのことだよ。
ウサギにはどんな仲間(なかま)がいるのかな?
体にどんな特(とく)ちょうがあるのかな?気になるウサギのひみつを探(さぐ)ってみよう!
自然(しぜん)の中で暮(く)らすウサギは、大きく分けて「ノウサギ」、「アナウサギ」の2種類(しゅるい)に分けられるよ。お家(うち)でペットとしてよく飼(か)われているウサギは、「カイウサギ」という名前でアナウサギの仲間(なかま)なんだ。
野原はかくれる所がないから、敵(てき)を早く見つけられるように耳が長く、すぐ逃(に)げられるように、あしは大きくて長いんだ。
深い穴(あな)の中で休むから、安心してゆっくりねむれるんだ。せまい穴の中にいるから、あしが少し短いよ。
日本生まれで、昔はペットとして飼(か)っている人が多かったんだ。
カイウサギの中では体が1番小さなウサギだよ。
毛がとても長く、10cmほどの長さになるウサギもいるよ。
たれ耳のことを、英語(えいご)で「ロップイヤー」というんだ。
日本海側(がわ)や雪がふる地域(ちいき)に暮(く)らすノウサギの中には、冬になると茶色の毛から真っ白な毛に生え変(か)わる種類(しゅるい)がいるよ。
ウサギの体にはいろいろなひみつがあるよ。ネザーランドドワーフの体をくわしく見てみよう!
丸くて大きい目をしているよ。顔の横に目がついているから、ほぼ360度見渡(みわた)せるんだ。
耳の長さはウサギの種類(しゅるい)によってちがうよ。音を聞くことはもちろん、暑いときには耳を立てて熱(ねつ)を逃(に)がしているんだって。
においを感じる力はなんと人間の約(やく)10倍。鼻をピクピクと動かしているときは、何のにおいだろうって気になっているときだよ。
声を出す声帯(せいたい)がないから鳴くことはほとんどないけれど、「ブッブー」や「プウ」、「キー」と鼻を鳴らすことがあるよ。
前あしと比(くら)べて大きいから、そのぶん、とびはねる力も大きいよ。
人間とちがって、生きている間は歯がのび続(つづ)けるんだ。前歯は1週間に約(やく)2mm、1年で10~12cm位(くらい)のびるよ。
イヌやネコのように肉球はないけれど、毛がびっしりはえているから、走るときにすべらないんだ。
しっぽはとても小さいよ。敵(てき)から仲間(なかま)を守ったり、仲間に危険(きけん)を知らせたりするときに目立つよう、しっぽの裏側(うらがわ)は白い毛でおおわれているんだ。
仏教(ぶっきょう)の教えから、4本あしの動物の肉を食べることが禁止(きんし)されていた江戸(えど)時代。人々はウサギを「1羽 、2羽 」と数えて鳥の仲間にすることで、食べていたんだって。
※いろいろな説(せつ)があるよ。
ウサギは、初(はじ)めに小さなやわらかいウンチをして、その後に大きな固(かた)いウンチをするよ。やわらかいウンチには、体に吸収(きゅうしゅう)されなかった食べ物の栄養(えいよう)がたっぷりふくまれているから、それをもう1回、体に取り入れるためにおしりに口をつけて食べるんだ。
野生のウサギは草や木の葉、木の皮やタネなどを食べるよ。ペットのウサギはニンジン以外(いがい)に、キャベツやセロリなどの野菜(やさい)、バナナやリンゴなどの果物(くだもの)も大好(す)き。
もし、ウサギを飼(か)いたいと思ったら、ウサギのことをもっと調べてみよう。ウサギは、10年以上(いじょう)も生きることがあるから、家でちゃんとお世話ができるのかお家(うち)の人とよく相談しよう。
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第767号 ウサギの壁新聞[PDF:4,077KB]「育てて、しらべる 日本の生きものずかん 15 ウサギ」小宮輝之 監修(株式会社集英社)、「いきものとなかよし はじめての飼育 ウサギ」今泉忠明 監修(株式会社金の星社)、「学研の図鑑LIVE イヌ・ネコ・ペット」今泉忠明 監修、ジャパンケネルクラブ 監修、アジアキャットクラブ 監修(株式会社学研プラス)、「教科書に出てくる生きもの観察図鑑 6 動物・鳥」小宮輝之 監修(株式会社学研教育出版)、「ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 1 日本の動物たち」富田京一 監修(株式会社日本図書センター)「育てる ふれあう 飼い方図鑑 2 ウサギ モルモット」増井光子 編集(株式会社ポプラ社)