2023年11月1日

身のまわりで大活躍!変身上手な大豆

大豆と聞いて、みんなは何を思いうかべるかな?
大豆は古くから日本で栽培(さいばい)されている歴史(れきし)ある食べ物で、
いろいろな形で食べられたり、使われたりしているよ。

特集1 大豆からできている食べ物特集1 大豆からできている食べ物

大豆はさまざまな食品や調味料(ちょうみりょう)に加工(かこう)されることが多く、毎日の食事にいろいろな形で登場しているよ。大豆は生で食べられないから、蒸(む)したり、揚(あ)げたり、発酵(はっこう)させたり、あらゆる工夫(くふう)をしておいしく食べられているんだ。

大豆からできている食べ物イラスト大豆からできている食べ物イラスト
コラム 大豆を使った日用品がある!?コラム 大豆を使った日用品がある!?

大豆は食べるだけではなく、クレヨンやキャンドル、洗剤(せんざい)、植物油インキ(インク)などの日用品にも使われているよ。例(たと)えば植物油インキは、大豆やココナッツなどの植物からとった油を原料(げんりょう)に作られるよ。

印刷したチラシや本に、大豆を使った植物油インキ(ベジタブルインキ)が使われていることがあるよ。印刷したチラシや本に、大豆を使った植物油インキ(ベジタブルインキ)が使われていることがあるよ。

特集2 どんな栄養が入っているの?特集2 どんな栄養が入っているの?

大豆はマメ科という植物で、私(わたし)たちが食べているのは大豆の種(たね)の部分なんだよ。大豆にはたんぱく質(しつ)や脂質(ししつ)、炭水化物、ビタミンなどいろいろな栄養(えいよう)がふくまれているよ。

大豆の栄養(100gあたり)たんぱく質33.8g、炭水化物29.5g、脂質19.7g、水分12.4g、灰分 4.7g大豆の栄養(100gあたり)たんぱく質33.8g、炭水化物29.5g、脂質19.7g、水分12.4g、灰分 4.7g 大豆ならではの体にいい成分、大豆イソフラボン:肌や髪をきれいに保ったり、骨を丈夫にしたりするよ。大豆オリゴ糖:腸内菌の働きを高めて、おなかの調子を整えるよ。大豆サポニン:がん予防やコレステロールを下げる働きがあるよ。大豆レシチン:体を動かしたり、ものを考えたりする力をサポートするよ。大豆ならではの体にいい成分、大豆イソフラボン:肌や髪をきれいに保ったり、骨を丈夫にしたりするよ。大豆オリゴ糖:腸内菌の働きを高めて、おなかの調子を整えるよ。大豆サポニン:がん予防やコレステロールを下げる働きがあるよ。大豆レシチン:体を動かしたり、ものを考えたりする力をサポートするよ。

特集3 大豆がお肉や魚に変身する!?特集3 大豆がお肉や魚に変身する!?

大豆を使って、お肉の味や食感に近づけた食材(しょくざい)を「大豆ミート」や「ソイミート」というよ。これから世界の人口がどんどん増(ふ)えると、牛肉や豚肉(ぶたにく)、とり肉などの食料(しょくりょう)が足りなくなるかもしれないし、たくさんの牛や豚などを育てるためには、大量(たいりょう)のエサが必要(ひつよう)になって、環境(かんきょう)をこわしてしまう心配もあるよ。そこで、お肉のかわりとなる大豆ミートが注目されているんだ。

大豆ミート写真大豆ミート写真
大豆ミートを使ったハンバーグの写真、大豆を白身魚のように加工したフライの写真大豆ミートを使ったハンバーグの写真、大豆を白身魚のように加工したフライの写真 大豆ミートはお肉よりも消費期限が長く、保存がしやすいから、食品ロスを減らすことにつながるよ。大豆ミートはお肉よりも消費期限が長く、保存がしやすいから、食品ロスを減らすことにつながるよ。

大豆は健康(けんこう)にもいいし、地球の未来(みらい)のためにもとても大切な食材(しょくざい)だね。大豆をはじめ、いろいろな食べ物をバランスよく食べて元気に過(す)ごそう。

この特集の壁新聞がダウンロードできるよ!

壁新聞画像第772号 大豆の壁新聞[PDF:3,266KB]

おもな参考文献

「大豆まるごと図鑑 すがたをかえる大豆」国分牧衛 監修(株式会社金の星社)、「育てよう!食べよう!野菜づくりの本2 大豆・落花生・さやいんげん」こどもくらぶ著、小菅知三 監修(株式会社ポプラ社)、「図解入門 よくわかる最新代替肉の基本と仕組み」齋藤勝裕 著(株式会社秀和システム)、農林水産省ホームページ

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