昔々、地球に暮(く)らしていた恐竜(きょうりゅう)たち。
これまでに800種(しゅ)以上(いじょう)の恐竜が発見されていて、
今も新しい恐竜が次々と見つかっているよ。
いろいろな恐竜のすがたを見てみよう!

昔々、地球に暮(く)らしていた恐竜(きょうりゅう)たち。
これまでに800種(しゅ)以上(いじょう)の恐竜が発見されていて、
今も新しい恐竜が次々と見つかっているよ。
いろいろな恐竜のすがたを見てみよう!
恐竜(きょうりゅう)は今から約(やく)2億(おく)3000万年前に地球にあらわれた生き物だよ。トカゲやワニなどと同じ、は虫類(ちゅうるい)の仲間(なかま)で、全長30m以上(いじょう)ある巨大(きょだい)なものから40cmほどの小さなものまでさまざまな種類(しゅるい)がいたよ。
背中(せなか)のトゲが特(とく)ちょうだよ。このトゲで体温を調節(ちょうせつ)していたといわれているよ。
3本のツノと大きなえりかざりが特(とく)ちょうだよ。えりかざりは頭の骨(ほね)の一部が変化(へんか)したものなんだ。
実は恐竜(きょうりゅう)ではないよ。「翼竜類(よくりゅうるい)」といって、現在(げんざい)の鳥類(ちょうるい)とも別(べつ)の生き物なんだ。
史上最大(しじょうさいだい)の恐竜(きょうりゅう)で、1日の食事量(りょう)は約(やく)1トンだったと考えられているよ。
最強(さいきょう)の肉食恐竜(きょうりゅう)といわれているよ。かむ力が強く、大きな恐竜の骨(ほね)でもくだいて食べることができたんだ。
鳥は、ティラノサウルスなどと同じ「竜盤類(りゅうばんるい)」の一部だと考えられているんだ。「竜盤類」は、「獣脚類(じゅうきゃくるい)」と「竜脚形類(りゅうきゃくけいるい)」に分かれていて、「獣脚類」が鳥に進化したよ。
恐竜(きょうりゅう)の名前には、「ドン」や「サウルス」などの言葉が使われていることがあるよ。それは、体の特(とく)ちょうを昔のギリシャ語で表しているからなんだ。ほかにも、化石の発見場所などにちなんで名づけられることもあるよ。
約(やく)6600万年前、一部の恐竜(きょうりゅう)をふくむ多くの生き物が絶滅(ぜつめつ)してしまったよ。その理由にはいろいろな説(せつ)があるけれど、宇宙(うちゅう)からふってきた直径(ちょっけい)10kmほどの小わく星(いん石)が地球にぶつかったためだとする説が有力だよ。
恐竜(きょうりゅう)の歯や骨(ほね)の「化石」が、生きていた証(あかし)として土の中に残(のこ)っているよ。それをほり出して調べ、恐竜が生きていた当時のすがたを復元(ふくげん)していくんだよ。化石から体の色までは分からないから、今生きている生き物を参考(さんこう)にして、色を想像(そうぞう)しているんだ。
いろいろな特(とく)ちょうを持った恐竜(きょうりゅう)がいておもしろいよね。何を食べていたのか、どんな暮(く)らしをしていたのかなど、恐竜のことをもっと調べてみよう!
「ニュートン科学の学校シリーズ 恐竜の学校」小林快次 監修(株式会社ニュートンプレス)、「これならわかる!クイズ式たのしい恐竜学」福井県立恐竜博物館 編集(株式会社 今人舎)、「みんなが知りたい!化石のすべて 太古の生き物たちの進化と絶滅のナゾを解く」化石のすべて編集室 著(株式会社 メイツユニバーサルコンテンツ)、「恐竜の生態図鑑」小畠郁生 監修(株式会社Gakken)、「どうしてわかるきょうりゅうのすがた」工藤晃司 著(大日本図書株式会社)