2025年11月1日

知りたい!タコのなぞ

みんなは「タコ」が好(す)きかな?
変(か)わった形をしているけれど、どんな生き物(もの)なんだろう?
気になるタコのことを調(しら)べてみたよ。

特集1 タコって何種類いるの?

世界(せかい)には300種類以上(しゅるいいじょう)のタコがいると言われているよ。日本の海には60種類以上のタコがいて、その約(やく)半分が沖縄県(おきなわけん)の周辺(しゅうへん)の海にいるよ。

テナガダコ。その名の通り、うでがとても長いよ。うでを広げると全体で70cmほどだよ。イイダコ。ごはんつぶに似た形の卵をたくさん持つから「飯だこ」と呼ばれるよ。ワモンダコ。目のような丸いもようがあるよ。興奮すると体全体に白くて丸い点が出てくるよ。メンダコ。おしつぶされたように平たい体が特ちょうで、うでがまくでつながっているよ。ヒョウモンダコ。ヒョウ柄のような模様で、し激を受けるとけい光の青色に変わるよ。

特集2 体のしくみとすごい能力を見てみよう!

日本の代表的(だいひょうてき)なタコ「マダコ」の体でしょうかいするよ。

ろうと。つつのような形をしているよ。ここからスミやうんち、卵、水などをはき出すよ。うで。足と呼ばれることが多いけれど、実はうでだよ。うでは8本で、ちぎれても新しく生えてくるよ!おなか。丸くて大きい頭に見えるところがおなかで、胃や心臓などの内臓が入っているよ。頭。目のあたりが頭で、目の横に脳が入っているよ。口。うら側の、うでの付け根に口があるよ。主に貝や小魚、エビなどを食べるんだ。 うででえものをしっかりキャッチ。えものをつかまえたら、口から毒を出して弱らせ、8本のうでで包みこんで食べるよ。キューッと吸いつく吸ばん。1本のうでに、約200個以上の吸ばんがあるよ!からだがクニャクニャ。骨がないから体を自由に動かせて、せまいところもするりと通れるよ。このような動物を「なん体動物」と呼び、貝の仲間だよ。色や形を変えてカモフラージュ。敵に見つからないように砂や岩、海そうと同じ色や形に化けて上手にかくれるよ。

特集3 世界一大きいタコ、小さいタコ

世界一(せかいいち)大きいタコはミズダコだよ。うでを広げると3mくらいで、体重(たいじゅう)は180kg以上(いじょう)もあるよ。世界一小さいタコはピグミー・オクトパスなどがいて、10円玉くらいのサイズだよ。

ピグミー・オクトパスとミズダコの写真 コラム オスとメスはどうちがう?オスは大きな吸ばんがバラバラに並んでいて、1本のうでの先に吸ばんがないよ。メスは小さな吸ばんがキレイに並んでいて、全てのうでに吸ばんがあるよ。

タコがどんな生き物(もの)か分かったかな?水族館(すいぞくかん)でタコを見つけたら、じっくり見てみようね!タコの動(うご)きや色の変化(へんか)を見つけると、もっと楽しくなるよ!

この特集の壁新聞がダウンロードできるよ!

壁新聞画像第784号 タコの壁新聞[PDF:9,442KB]

おもな参考文献

『タコとイカはどうちがう?(いきものくらべるしゃしんえほん)』杉本親要 監修(株式会社 ポプラ社)、『イカ・タコ観察事典(自然の観察事典17)』小田英智 著(株式会社 偕成社)、『タコのなぞ「海の賢者」のひみつ88』池田譲 著(株式会社 講談社)、『神秘なるオクトパスの世界』サイ・モンゴメリー 著、 ウォーレン・カーライル4世 著、アレックス・シュネル 著、池田譲 監修(株式会社 日経ナショナル ジオグラフィック)

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