みんなのおたよりコーナー

第782号 海洋プラスチック についてのおたよりが届いたよ。

愛知県名古屋市立旭出小学校2年生のお友達

海のごみがこんなに流れ着くなんて知らなかった。

海に流されるプラスチックは1年間に50万t~1,000万tともいわれているよ。1tは小型(こがた)のゾウの子ども1頭分と同じくらいの重さだから、ものすごい量(りょう)だということが分かるよね。しかも世界のほかの国と比(くら)べて、日本は1人あたりのプラスチックごみの発生量がとても多いというデータがあるんだ。日本でくらす私(わたし)たちは、プラスチックごみをいかに減(へ)らすことができるかをちゃんと考えなくてはならないよ。この先の海と生き物を守るために、できることから行動しよう。

岐阜県各務原市立鵜沼第二小学校5年生のお友達

海岸できれいなガラスやプラスチックの破片(はへん)が落ちています。そのプラスチックがマイクロプラスチックになるのだと知りました。

捨(す)てられたプラスチックの破片(はへん)がマイクロプラスチックになることは、ちゅうでん壁新聞(かべしんぶん)でしょうかいしたよね。実はそれと同じように小さなプラスチックが、私(わたし)たちの身のまわりにもあるよ。それは「マイクロビーズ」というものだよ。マイクロビーズは歯みがき粉(こ)や洗顔料(せんがんりょう)などに使われているんだ。私たちがそれを使い、水と一緒(いっしょ)に流すと、回収(かいしゅう)することはほぼできないよ。日本の企業(きぎょう)の中には、マイクロビーズを使わない商品をつくっているところもあるよ。買い物をするときには、マイクロビーズにも注目してみよう。

静岡県静岡市立東源台小学校5年生のお友達

今ごみが見つからない海はないと聞いて、おどろいた。海の中の様子を見て、今海の生き物が危険(きけん)だということがわかった。これからは日常(にちじょう)からプラスチックの使用を減(へ)らすことを意識(いしき)しようと思う。一人ひとりの意識が大切だと思った。

海の生き物だけではなく、人間にも危険(きけん)なことがあるよ。マイクロプラスチックを小さな魚が食べ、さらにその魚を大きな魚が食べ、最後(さいご)にその魚を私(わたし)たちが食べることがあるんだ。つまり私たちは、マイクロプラスチックを知らず知らずのうちに口に入れているかもしれないってこと。ある研究で人間のうんちを調べたら、その中にマイクロプラスチックが入っていたという結果(けっか)も出ているよ。環境(かんきょう)や生活を守るためにも、プラスチックの使用を減(へ)らすることやきちんとごみを捨(す)てることをみんなが意識(いしき)することが大切だね。

長野県長野市立真島小学校5年生のお友達

めんどくさいからといってポイ捨(す)てすると海の生物が傷(きず)つくし豊(ゆた)かな海が汚(よご)されるのは問題だと思う。

とても大切なことに気づいてくれてありがとう。このままだと、みんなが大人(おとな)になる2050年ごろにプラスチックの生産量(せいさんりょう)は今の約(やく)4倍になって、さらに海洋プラスチックごみも増(ふ)えるといわれているよ。しかも海洋プラスチックごみの量が海にいる魚よりも多くなるという、びっくりする予測(よそく)が発表されているんだ。一人ひとりがポイ捨(す)てをしない世の中になるといいよね。ポイ捨てを減(へ)らすにはどうしたらいいかな?友だちやおうちの人とアイデアを出し合ってみよう。

愛知県名古屋市立上社小学校4年生のお友達

海洋プラスチックが世界中で深(しん)こくな問題になっていることがよく分かりました。

海洋プラスチックごみは、日本だけではなく、世界中で大きな問題になっているよ。だから、海洋プラスチックごみを減(へ)らす取り組みがさまざまな国でおこなわれているんだ。例(たと)えば、フランスでは使(つか)い捨(す)てのプラスチック容器(ようき)やふくろを、原則(げんそく)使用しないという決まりがあるよ。また、イギリスではプラスチックのストローやカトラリー[フォーク、スプーン、ナイフなど]を作ることや販売(はんばい)することが禁止(きんし)になっているんだ。日本ではどんな取り組みがされているのかな?調べてみよう!

  • 今回の特集(とくしゅう)についての感想や、特集に関係した身近な出来事、「〜について特集してほしい」といった希望(きぼう)など、思いついたことをなんでも書いて送ってね。
  • おもしろいおたよりを送ってくれた人の中から5名のお友達(ともだち)に「図書カード」を送るよ。
おたよりを送る

ページトップへ