プレスリリース

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愛知県、三重県および岐阜県における瞬時電圧低下の原因と対策について

2011年02月18日
中部電力株式会社

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2010年12月8日5時21分に、四日市火力発電所構内にある変電所の開閉設備に不具合が発生したため、愛知県の西部、三重県の北部および岐阜県の西部を中心として瞬時電圧低下が発生しました。(2010年12月8日お知らせ済み

お客さまに大変ご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。

当社は、当該瞬時電圧低下の発生原因および再発防止策について、調査・検討を進めてまいりましたが、このたび内容をとりまとめましたので、お知らせします。

なお、本件につきましては、本日、中部近畿産業保安監督部長に報告しました。

1 瞬時電圧低下の発生原因

今回の瞬時電圧低下の発生原因は、四日市火力発電所4-5号発電機の154kV乙母線断路器内で発生した3相短絡故障によるものであることが、当該部位の内部点検結果から判明いたしました。(2011年1月7日お知らせ済み
このため、故障した断路器をメーカーの工場に持ち込み、再現試験等の調査を実施した結果、短絡故障は、断路器上部の機構部レバーを締結していたボルトが導体間に落下し、絶縁破壊が起こったことによるものであると判断しました。
また、ボルトの落下原因については、メーカーが断路器の機構部を組み立てた際に、機構部のレバーとシャフトの間に微小な噛み込みが発生し、その後の開閉動作により噛み込みが解消しボルトの締結力が低下、更にその後の多数回の開閉動作によりボルトの締結力が無くなり、最終的に落下したものと判断しました。

2 再発防止策

当社は、次の対策を実施し、同種の事象が発生しないよう取り組んでまいります。

  • 四日市火力変電所の同形の断路器については、速やかに、レバー部およびボルト・ナットを点検し、噛み込みが発生しないレバーに変更した上でボルトを再締結します。
  • 他の発変電所等においては、当該断路器と同タイプのレバーを有する多数回開閉の断路器について、レバー部およびボルト・ナットを点検し、噛み込みが発生しないレバーに変更した上でボルトを再締結します。

別紙

以上

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