プレスリリース
プレスリリース
愛知県、三重県および岐阜県における瞬時電圧低下の原因調査状況について
2011年01月07日
中部電力株式会社
2010年12月8日5時21分頃、四日市火力発電所構内にある変電所の開閉設備に不具合が発生したため、愛知県の西部、三重県の北部および岐阜県の西部を中心として瞬時電圧低下が発生しました。(12月8日お知らせ済み)
本日、当社は、当該瞬時電圧低下の概要とこれまでの調査状況について電気関係報告規則に基づき、中部近畿産業保安監督部長に以下の内容を報告しましたので、お知らせします。
1 瞬時電圧低下の概要
- 2010年12月8日5時21分頃、当社四日市火力変電所の154kVの回路で3相短絡故障(電線のショート)が発生しました。
- 故障を検出する装置が動作し、故障箇所を切り離すまでの間(約0.07秒)、瞬時電圧低下が発生しました。
2 これまでの調査で確認した内容
- 故障当日、絶縁ガス(六フッ化硫黄)の検査(注)を行い、故障箇所が四日市火力4-5号発電機の154kV断路器であると推定しました。
(注)絶縁を保つため内部に充填されているガスの成分分析を行うことにより、故障が発生している箇所を推定する検査
- その後、内部の確認により当該断路器が故障箇所であると特定できたことから、これを取り外し、12月18日より製造メーカの工場にて解体調査を実施しました。これまでに確認した内容は以下のとおりです。
- 粉状の堆積物が認められ、絶縁ガスが故障時の熱で分解された際に発生する生成物であること
- 3相短絡による導体・スペーサ等の損傷
- 断路器の上部にある駆動部のボルト・ナットの脱落
- 脱落していたボルト表面の溶損
- 断路器を構成する部品の寸法や操作機構部の動作特性等に異常がないこと
当社は、ボルト・ナットが脱落した原因等について、引き続き調査を行い、故障発生の原因究明に努めてまいります。
別紙
以上