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発電所の運営に関するピックアップ情報 駿河湾の地震における浜岡原子力発電所の状況について

2009年8月11日に発生した駿河湾の地震により、運転中の4号機および5号機が自動停止しました。
3号機は定期検査のため停止中、1、2号機は廃止措置準備中です。
全ての原子炉は安全に停止しており、発電所の安全に影響のある被害はありませんでした。

また、この地震による外部への放射能の影響はありませんでした。
なお、この地震による燃料プール水の溢水はありませんでした。
地震発生時の燃料プールの状況を、監視カメラの動画映像でご覧いただけます。

地震発生時の燃料プールの状況

これまでに浜岡原子力発電所では、社内で定めた地震発生後の安全確認手順に基づき「保安規定に定める運転上の制限の確認ならびに安全上重要な機器の動作確認」を実施しました。

現在は、同手順に基づき、「巡視点検」を実施するとともに「特別な保全計画」を策定し発電所の健全性確認を実施しています。

1.保安規定(注)に定める運転上の制限の確認ならびに主要な機器の動作確認について

保安規定に定める運転上の制限を満足していることを確認するとともに、以下の機器について動作確認を実施し異状のないことを確認しました。

  1. (1)非常用ディーゼル発電機:外部からの電源供給が停止した場合などに自動的に起動し、主要な機器(非常用炉心冷却系ポンプなど)に電力を供給する非常用の発電機。
  2. (2)非常用ガス処理装置:万一の原子炉事故時に、原子炉建屋内に発生した放射性物質を除去するとともに、放射性物質が直接大気へ放出されることを防ぎます。
  3. (3)非常時炉心冷却系機器(ポンプ、弁):万一の原子炉事故時に、原子炉を冷却するための設備です。

(注)保安規定は、正式には「原子炉施設保安規定」といい、原子炉等規制法第37条第1項に基づき、原子炉設置者が原子力発電所の安全運転をおこなう上で守るべき事項(保安に関する組織、運転上の制限値など)を定めたもので、国の認可を受ける規定です。

2.地震発生後に確認された各種事象と対応状況について

地震発生により点灯した警報や、巡視点検および特別な保全計画により確認された機器の損傷については以下のPDFファイルのとおりとなっています。なお、表中の不適合クラスについては、当社が実施している不適合管理の区分に基づいています。

地震発生後に確認された各種事象と対応状況

3.特別な保全計画について

特別な保全計画の概要は以下のとおりです。

  1. (1)各設備の機器単位の点検
    安全・安定運転に必要な設備について、各機器や建物・構築物ごとに、外観点検や漏えい確認をおこない、健全性を確認します。
    また、確認された不具合については、追加点検(分解点検など)を実施します。
  2. (2)系統単位の点検
    安全・安定運転に必要な設備について、各系統の運転確認をおこない、警報の作動、弁の動作、系統流量などの状況を確認し、系統全体の機能が正常に発揮されることを総合的に確認します。
    また、「止める」「冷やす」「閉じ込める」の観点から安全上重要な系統については、定期事業者検査に準じた機能確認をおこないます。
  3. (3)地震観測記録を用いた設備健全性評価
    前項で示した安全上重要な系統に含まれる建物・構築物および機器・配管系について、地震観測記録を用いた健全性評価をおこない、設計の範囲内に収まっていることを確認します。
    なお、設計の範囲を上回っていた場合には、本計画についての見直しをおこないます。

4.これまでの公表内容

プレスリリース

5.新聞折り込みチラシ