人の体の中には、たくさんの骨(ほね)があるよ。普段(ふだん)は目に見えないけれど、
いったい骨はいくつあるんだろう?中身はどうなっているのかな?
気になる骨のふしぎを探(さぐ)ってみよう!

人の体の中には、たくさんの骨(ほね)があるよ。普段(ふだん)は目に見えないけれど、
いったい骨はいくつあるんだろう?中身はどうなっているのかな?
気になる骨のふしぎを探(さぐ)ってみよう!
大人(おとな)の体には約(やく)206個(こ)※の骨(ほね)があるよ。頭や手、足など場所によって大きさや形はさまざまだよ。それぞれの役割(やくわり)によって大きさや形が変(か)わっているんだ。
※骨の数は人によって変わることがあるよ。
大きく分けて5つの役割(やくわり)があるよ。
たくさんの骨(ほね)が組み合わさり、つながることで体を支(ささ)えているよ。
やわらかくて、外からの力に弱い脳(のう)や肺(はい)、心臓(しんぞう)などを包(つつ)んで守っているよ。
筋肉(きんにく)がちぢんだり、ゆるんだりすると関節(かんせつ)が曲がるよ。そのときに骨(ほね)も動くことで体が動くよ。
骨(ほね)の中にある「骨(こつ)ずい」というところで新しい血液(けつえき)をつくっているよ。
カルシウムやリンなど体にとって大切な栄養(えいよう)[ミネラル]をためて、必要(ひつよう)なときに血液(けつえき)にとかして使うよ。
骨(ほね)の外側(そとがわ)はかたくて、骨の中はスポンジのように細かい穴(あな)がたくさんあいているよ。柱のようなものがたくさん組み合わさってできていて、大きな力がかかっても負けないつくりになっているんだ。それに、すき間がたくさんあるから軽いんだよ。
骨(ほね)のはしには、やわらかい骨「軟骨(なんこつ)」があるよ。ここが少しずつのびて、かたい骨に置(お)きかわることで、骨が長くなり、背(せ)ものびるんだよ。
骨(ほね)は大切な役割(やくわり)を持っているんだね。骨は約(やく)3年のサイクルで、少しずつ新しい骨に生(う)まれ変(か)わっているよ。だから毎日カルシウムをとったり、運動したりして強い骨を育てよう!
「600以上の筋肉と206個の骨をもつ体 血液、毛髪、細胞、細菌もたっぷり!」ポール ロケット著(玉川大学出版部)、「世界一ゆる~いイラスト解剖学 からだと筋肉のしくみ」有川譲二 著(株式会社高橋書店)、「やさしくわかる子どものための医学 人体のふしぎな話365」坂井建雄 監修(株式会社ナツメ社)、「これでわかる!人体解剖パーフェクト事典」伊藤正裕 監修、中村陽市 監修(株式会社ナツメ社)、「ホネホネたんけんたい」松田素子 著(株式会社アリス館)、「くらべてみよう!人と動物の体1 骨と筋肉のしくみ」今泉忠明 監修(株式会社ポプラ社)