技術開発ニュース No.168

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研 究 成 果
第 2 表 予測モデルの精度
平均平方二乗誤差※ 1
0.41
0.14
快・不快度
容認性
4
平均絶対誤差率※ 2
0.49
0.31
※ 1 予測値と実測値の差の二乗の平均の平方根。値が小さいほど、予測モデルの精度が高い。
※ 2 予測値と実測値の差の絶対値の平均を実測値で割った値。値が小さいほど、予測モデル
の精度が高い。
3
2
_AromaCoderV2
1
0
4
-1
3
2
-2
1
-3
0
-4
0
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2
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4
-1
5
-2
-3
-4
第 1 図 臭気強度と快・不快度との関係
-4
-3
-2
-1
0
1
2
3
4
第 4 図 快・不快度の実測値と予測値との関係
_AromaCoderV2
1.0
1.0
0.8
0.8
0.6
0.6
0.4
0.4
0.2
0.0
0.2
0.0
0
1
2
3
4
0.2
0.4
0.6
0.8
1.0
第 5 図 容認性の実測値と予測値との関係
5
3
第 2 図 臭気強度と容認性との関係
0.0
まとめ
室内のにおいに対する人の嗜好(嗅覚)を推定するた
め、官能評価指標を用いて、においに対する人の快・不快
度および容認性を把握し、嗅覚の判定基準となる許容範囲
1.0
を定義して、においセンサーデータから機械学習により
0.8
ることを評価した。
快・不快度と容認性を予測し、実用化の可能性が期待でき
今後は、実用化に向け学習データを収集して予測モデル
0.6
を高精度化するとともに、実フィールドにおいて予測モデ
ルの精度を検証する必要がある。
0.4
4
0.2
0.0
-4
-3
-2
-1
0
1
2
3
4
参考文献
(1) 増田知美,高橋 恵,寺田絵里加,橋詰賢一:「ニオ
イセンサーによるニオイの可視化と人による官能試験
と の 相 関 性 」,Workshop on Interactive Systems
第 3 図 快・不快度と容認性との関係
and Software 講演要旨集,2017.12
技術開発ニュース 2024.03/No.168
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