プレスリリース

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「ザンビア国地方電化能力開発プロジェクト」の受託について

2010年07月23日
中部電力株式会社

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当社は、このたび、独立行政法人 国際協力機構(JICA)から「ザンビア国地方電化能力開発プロジェクト」業務を受託いたしました。

JICAは、経済成長を通じた貧困削減、平和の定着などの観点からアフリカに重点的な支援をおこなっています。本プロジェクトは、その一環として、2013年3月までの33ヶ月間の予定で、ザンビア国政府地方電化担当部署の事業実施に係る能力向上を支援することを目的におこなうものです。今後、当社社員を現地へ派遣し、同国担当部署に対し技術移転をおこないプロジェクトを進めてまいります。

当社は、「海外コンサルティング事業」を海外エネルギー事業の柱の一つと位置づけており、今後も国内外のエネルギー事業との相乗効果も踏まえ、国際貢献などを念頭においた事業展開に努めます。

プロジェクトの概要

(1)実施地域:ザンビア国全土

(2)実施期間:2010年7月~2013年3月

(3)業務内容

主に以下の事業に必要となる技術移転を実施。

  • 地方電化計画の策定
  • 配電線延伸工事および小水力発電開発に係る設計ならびに施工監理
  • 太陽光発電システムの普及計画策定および環境整備

(4)プロジェクトの背景

ザンビア国は、安定的かつバランスのとれた経済基盤の構築および貧困削減を目的として、基礎インフラである電力供給の強化を図っている。その中でも、電力へのアクセス向上を最優先課題と位置づけ、2030年までに地方電化率を現在の3.1%から51%に、都市電化率を現在の47%から90%にすることを目指しているが、同国政府担当部署の事業実施に係る知識・経験が不足しており、効率的な事業運営が困難な状況にある。

このような状況のもと、ザンビア国政府は担当部署の能力向上に資する技術協力プロジェクトを日本政府に要請し、本プロジェクトの実施によってザンビア国政府による事業実施能力を強化することとなった。

別紙

以上

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