プレスリリース

プレスリリース

「中部電力グループCSR報告書2010」の発行について

2010年07月30日
中部電力株式会社

記事をシェアする

当社は、中部電力グループの社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)に関して、主に2009年度の取り組みをまとめた「中部電力グループCSR報告書2010」を本日発行しましたのでお知らせします。

本報告書は、中部電力グループのCSRに関する取り組みとその成果や今後の計画などをステークホルダーの皆さまにお伝えすることを目的としています。

当社は、1994年度から、環境に関する取り組みを中心に「地球環境年報」を発行してきましたが、2006年度からは名称を「CSR報告書」と改め、環境に加えて、経済・社会分野などの充実を図り、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを紹介しています。さらに、2008年度からは、中部電力グループ全体のCSR報告書として発行し、グループとしての一体的・統一的なCSRの取り組みをご紹介しています。

今回の特集記事(ハイライト)では、ステークホルダーの皆さまの関心度合いが高く、中部電力グループにとって重要な取り組みという視点から4つのテーマを取り上げています。

<特集記事(ハイライト)>

  1. 電力の安定供給と地球温暖化防止のために「浜岡原子力発電所の取り組み」
  2. 少しでも早く、電気をお届けするために「台風18号の被害と復旧」
  3. 過去から未来へといのちを繋ぐために「生物多様性の保全」
  4. ITを活用し「お子さまの安全・安心」を確保「きずなネット学校連絡網」

また、当社の2009年度のCO2排出原単位は0.417kg- CO2/kWhとなり、1990年度に比べ10.2%低減しました。CO2排出量は5,117万tとなりました。環境指標の実績や環境への取り組みについては、環境報告の章でご紹介しています。

今回のCSR報告書は、詳細情報をホームページに掲載するとともに、要点をまとめた「ダイジェスト版」を新たに作成し、冊子として発行いたします。

本報告書(ダイジェスト版を含む)は、中部電力ホームページからダウンロードしていただくことが可能です。また、冊子(ダイジェスト版)の送付請求も承っております。なお、本報告書の英語版については、9月末に発行予定です。

中部電力グループは、今後とも、ステークホルダーの皆さまからのご期待に誠実にお応えするとともに、適切な情報開示による説明責任を果たすことによりCSRを推進し、皆さまのパートナーとして信頼される企業グループを目指してまいります。

中部電力グループ CSR報告書2010

添付資料

以上

添付資料1

「中部電力グループCSR報告書2010」の概要

(掲載順)

1 中部電力グループのCSR

グループ共通の理念である「中部電力グループCSR宣言」を掲げ、グループとして一体的・統一的にCSRに取り組むことを、各ステークホルダーの皆さまに対し、メッセージ形式でお伝えしています。

2 ハイライト(P3~9)

次の4つを特集記事として取り上げています。

(1)原子力発電に関する取り組み

駿河湾の地震、リプレース計画など

(2)台風18号の被害と復旧

2009年10月の台風18号による被害状況と復旧作業など

(3)生物多様性の保全

上越火力線における白鳥飛来地の保全、河川魚類の行動調査技術の開発など

  • 本年10月に愛知県で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されるなどで関心の高い生物多様性保全について、当社の取り組みを紹介

(4)きずなネット学校連絡網

「地域の安全・安心の確保」のためのITを活用したサービスの提供

3 エネルギーの安全・安定供給(P11~14)

当社は、安価で高品質なエネルギーを安全かつ安定的にお届けすることが、最大の責務であると考えています。

この章では、電気を中心にガス・LNGやオンサイトエネルギーを組み合わせた総合エネルギーサービス企業グループとしての取り組みについて、従業員の声とともに掲載しています。

4 経営・経済報告(P15~18)

「経営の目指すもの」、「コーポレート・ガバナンス」、「コンプライアンス」など当社の経営の枠組みに関する事項をご紹介しています。「CSRの推進」では、2009年度の各取り組み分野における主な実施事項と2010年度の目標計画を一覧表にまとめて掲載しています。

5 環境報告(P19~28)

「中部電力グループ環境宣言」に基づいた環境に関する行動目標である「アクションプラン」の昨年度の達成状況、自己評価、今後の取り組みを掲載するとともに、中部電力グループの環境に関する取り組みを報告しています。

特に、重要課題である「地球温暖化防止」に焦点をあて、メガソーラー発電・風力発電・バイオマス発電の推進状況に加え、スマートグリッド関連の研究も取り上げ、再生可能エネルギーの推進に向けた取り組みを幅広く掲載しています。

【CO2排出量の削減】

2009年度のCO排出原単位は、浜岡原子力発電所における気体廃棄物処理系の水素濃度上昇や駿河湾の地震による停止の影響はあったものの、京都メカニズムクレジットの反映などにより、0.417kg-CO2/kWhとなり、1990年度(0.464kg-CO/kWh)実績に比べ10.2%低減しました。今後もCO排出量の削減に向け、安全を最優先に原子力発電の設備利用率の向上、高効率LNG火力機の導入、風力発電やメガソーラー発電などの再生可能エネルギー発電の開発、京都メカニズムの活用などを積極的に推進していきます。

<CO2排出原単位の目標値>

2008年度~2012年度の5ヵ年平均で1990年度比20%削減
(0.371kg-CO2/kWh)

【再生可能エネルギー発電の開発】

メガソーラーいいだ・メガソーラーたけとよの開発計画の推進、御前崎風力発電所1期工事(6,000kW)の営業運転開始などの取り組みをご紹介しています。

【電気自動車などの導入】

業務用車両として、電気自動車、プラグインハイブリッド車を2009年度に100台導入し、2010年度も引き続き100台を導入する予定です。

【環境コミュニケーションと連携】

自社保有林を舞台にした市民参加型の森林活動「森への招待状」、記念日植樹券のプレゼントや環境教室、間伐促進活動「森の町内会」などのNPOとの協働事業のほか、カタール国での農業・緑化支援などについてご紹介しています。

6 社会報告(P29~33)

ステークホルダー(お客さま、株主・投資家、取引先、地域・社会、従業員)ごとに対応する取り組みを記述しています。

特に、お客さま関連では、「お客さまの声」を活かした改善事例や、e-生活情報センター「デザインの間」における具体的な活動事例を掲載しています。

また、従業員関連では、一人当たりの総労働時間、有給休暇取得日数、育児休職・介護休職の取得人数などに加え、ネガティブ情報である労働災害発生件数についても、具体的な数値を掲載しています。

ページトップへ