プレスリリース

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原子力に係る特定テーマ公募研究の採択結果

2014年03月25日
中部電力株式会社

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当社は、原子力に係る特定テーマ公募研究について、採択研究を決定しましたので、お知らせします。

当社は、浜岡原子力発電所を将来にわたって安全に利用していくために必要性の高い新技術について、研究開発の一層の推進と、原子力の将来を担う人材の育成に貢献することを目的に、従来から実施している公募研究よりも大規模な研究に取り組むこととし、テーマを特定した公募研究の募集を行いました。(2013年12月5日お知らせ済み

当社は、全国からご応募いただいた10件の研究について、社外の学識経験者等の意見・アドバイスを踏まえて選考した結果、次の研究を採択いたしました。

採択研究名

加速器駆動システムによる核変換処理の実現に向けた要素技術の基盤構築

研究代表者

京都大学 原子炉実験所 卞 哲浩(ピョン チョルホ)准教授

研究概要

加速器駆動システムを用いて長半減期放射性核種の核変換を行う基盤的研究である。

この技術が実現できれば、原子力発電から生じる高レベル放射性廃棄物に含まれる長半減期の放射性核種を短半減期核種または安定核種に変換することが可能となり、放射性廃棄物の減容化が期待できる。

今後、研究に関する契約を締結したうえで2014年度より研究期間5年間、研究費1億円を上限とした研究を開始します。

研究成果については当社が開催する研究発表会で発表していただきます。この発表会は、広く地域の皆さまに公開する予定です。

参考

以上

参考1

特定テーマ公募研究の募集概要および募集結果

1 募集概要

(1)応募資格

全国の大学、公的研究機関で科学技術研究に従事している研究者で、(2)の研究テーマに関する研究が遂行可能な研究者または研究グループのリーダー

(2)今回募集する研究テーマ

1 使用済燃料・放射性廃棄物の処理・処分に関する研究

2 既存BWR炉の安全性向上のための新技術に関する研究

3 新しい概念に基づいた新型原子炉の開発に関する研究

(3)募集期間 

2013年12月5日(木)~2014年1月17日(金)

(4)研究期間

5年以内(研究開始は2014年度中)

(5)研究費・採択件数

総額1億円を限度とし、1件を採択

(6)研究の形態

委託研究または共同研究

(7)選考方法

社外の学識経験者等の意見・アドバイスを踏まえて採択

2 募集結果

応募件数 10件

(応募者の内訳)

募集した研究テーマ

大学

公的研究機関

合計

1 使用済燃料・放射性廃棄物の処理・処分に関する研究

5

2

7

2 既存BWR炉の安全性向上のための新技術に関する研究

1

0

1

3 新しい概念に基づいた新型原子炉の開発に関する研究

2

0

2

合計

8

2

10

(注)採択した研究の研究テーマは、1 使用済燃料・放射性廃棄物の処理・処分に関する研究

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