定例記者会見

定例記者会見

2011年6月度 定例記者会見 水野社長挨拶

2011年06月28日
中部電力株式会社

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  • 社長の水野でございます。
  • 本日の株主総会、またその後の取締役会を経まして、私が社長を拝命いたしました。電力研究会の皆さまには、引き続きお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

今夏の電力需給対策

  • 当社は、電力の供給面・需要面の追加対策につきまして、5月23日に公表した以降、更に検討を重ねてまいりました。
  • 本日は、電力の供給面・需要面の追加対策につきまして、ご説明いたします。当社の供給力をフル活用し、お客さまの多大なご協力をいただきながら、安定供給を守って、「正念場の夏」を乗り切ってまいりたいと考えております。
  • 資料の別紙1-1をご覧ください。
  • まず、供給面では、3ヵ所の火力発電所の定期点検時期の変更や工程短縮、他事業者からの電力購入を行うことを新たに決定いたしました。
  • 具体的には、
  • 新名古屋火力発電所7-2号(出力:24.3万kW)および川越火力発電所4-4号(出力:24.3万kW)の定期点検をいったん中断して、7月下旬から9月上旬は稼働する、
  • 四日市火力発電所3号機(出力:22万kW)の定期点検開始時期を8月上旬から9月中旬に繰り延べる、
  • 川越火力発電所2号機(出力:70万kW)の定期点検の完了を7月中旬から7月上旬に前倒しする、

ことといたします。

  • 3カ所の発電所の定期点検時期の変更や工程短縮を、追加して実施することによる供給力の上積みは、8月には最大56万kWとなります。
  • 加えて、大規模な発電所を保有する事業者から、7月から9月を通じて、3万kWの電力購入を実施いたします。
  • これらの対策により得られた供給力につきまして、月別にご説明いたします。別紙2の<表4>の「合計」欄をご覧ください。
  • 今回新たにお示しした供給面の対策により、追加供給力は7月が最大となり、43万kWとなります。
  • 一方、8月,9月においては、当初計画しておりました、35万kWの電力購入が実施できなくなったため、追加供給力は、8月に24万kW、9月に1万kWとなります。
  • 次に、需要面についてご説明します。資料の別紙1-2をご覧ください。
  • 自家用発電設備を保有するお客さまに発電量を増加していただくことにより、当社からの受電電力が約6万kW減少する見込みです。
  • また、法人のお客さまの計画調整契約の拡大などにご協力いただくことにより、約9万kWの追加調整力を得ることができました。
  • これらの需要面の対策を反映し、7,8月の最大電力を見直しました。
    7,8月の最大電力は、前回より15万kW低い、2,622万kW(発電端)と想定しております。
  • 資料の別紙2 <表2>と<表3>をご覧ください。
  • 今回新たにお示しした電力の供給面・需要面の対策により、今夏における月別の供給予備率は、前回お知らせした水準である5%程度に比べ、1%程度増加し、6~7%となる見通しです。
    しかし、安定供給の目安である供給予備率8~10%には未だ達しておりません。
  • 資料の別紙3をご覧ください。
  • 今回は、月別の供給予備率に加えて、7月第3週から9月第2週までの週別の供給予備率を公表いたしました。その理由は、お客さまに特別にご協力いただいた生産や操業の調整などを反映し、皆さま方に、きめ細かく需給見通しをお知らせすることが、より適切であると判断したからです。 
    この場をお借りいたしまして、生産や操業の調整などにご協力いただきました多くのお客さまに、深く感謝申し上げます。
  • 電力需要は、夏の平日の昼間にピークとなります。今夏においては、供給面・需要面での様々な対策を講じても、月曜日から水曜日の13時から16時における電力需給は、引き続き厳しい状況となると想定しております。
  • 当社といたしましては、発電所および関連する送変電設備等の重点的な点検・保守を確実に実施するなど、安定供給に万全を期してまいります。
  • お客さまにおかれましては、誠にご迷惑をおかけいたしますが、今夏の月曜日から水曜日の13時から16時においては、引き続き、節電のご協力をお願いいたします。
  • 適正予備率を下回ると想定される週、具体的には、7月の第3週~第4週、8月の第4週~第5週、9月の第2週でありますが、これらの週の月曜日から水曜日の13時から16時においては、特に厳しい需給状況となることが想定されるため、特段の節電のご協力を賜りたく重ねてお願い申し上げます。
  • 私からは以上であります。

別紙



以上

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