定例記者会見

定例記者会見

2012年4月度定例記者会見 三田会長挨拶

2012年04月27日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
  • 当社の取締役および監査役人事

についてお話しいたします。

当社の取締役および監査役人事について

  • 東日本大震災以降、わが国の原子力そして電力会社に対する信頼は大きくゆらいでおります。私自身も電気事業に携わる者として、原子力発電所がこのような重大な事故を起こしたことを真摯に受け止めており、二度とこうした事故を起こしてはならないと強く決意いたしました。
  • 当社は、昨年5月に、国からの浜岡原子力発電所の運転停止要請を受け入れ、立地地域をはじめ広く社会の皆さまにご安心いただけるよう、同発電所の安全性をより一層高める取り組みを、現下の最重要課題と位置づけ、全力で実施しているところであります。
  • 一方、全国の原子力発電所が停止する中で、電力の安定供給に対する不安が大きく拡がっております。昨年の夏とこの冬は、お客さまの節電のご協力により、厳しい需給状況の中、おかげさまで無事に乗り切ることができました。
  • 電気を安全・安定的にお届けすることが電力会社の役割と責任であり、存在意義そのものであると改めて強く感じた次第であります。
  • 最近の経済情勢を見ますと、景気は緩やかに持ち直しておりますが、為替や原材料高などに加え、電力供給に対する不安も大きな懸念材料として挙げられております。
  • わが国経済の復興、そして暮らしの安定のためにも、引き続き浜岡原子力発電所での取り組みを推進しつつ、当社の最大の使命である電力の安定供給をしっかり果たしてまいります。
  • 今回の取締役および監査役人事は、こうした現下の情勢を踏まえ、山積する課題に適切に対処していくために、役員としての実務の継続性や経験を重視した陣容といたしました。
  • 資料3「役員人事等について」の2ページをご覧ください。
  • 取締役の数はこれまで同様、社外の方2名を含めて17名体制とし、うち16名を重任といたしました。
  • 新任の取締役は1名で、具体的な候補者の略歴は資料の13ページのとおりであります。
  • 退任する取締役の転出先は資料の10ページのとおりでありますが、グループ企業のトップとして、これまでの経験などを活かし引き続きご活躍いただくこととしております。
  • 監査役についても引き続き7名体制といたします。資料の3ページをご覧ください。
  • 今回は3名が任期満了となりますが、常任監査役の冨田秀隆さんと社外監査役の佐尾重久さんには引き続きお務めいただくこととします。
  • 社外監査役の松尾稔さんにおかれましてはご退任となり、新たに岡谷篤一さんにご就任いただきます。岡谷さんは、皆さまご承知の通り、長年、岡谷鋼機株式会社の社長を務められ、経営者としてのご見識は申しあげるまでもなく、名古屋商工会議所の副会頭など多くの社外役員や団体の役職にも就いておられ、大変人望の厚い方でいらっしゃいます。監査役として適切なご意見等をいただけるものと考えております。
  • また、退任される松尾稔さんには、平成16年から8年間、社外監査役をお務めいただきました。学識経験者としての見地のみならず、大所高所の観点から貴重なご意見やご示唆を数多くいただきました。この場をお借りして心より感謝申しあげます。
  • この一年は当社にとって大変重要でまさに正念場の年になるものと考えておりますが、グループの総合力を結集して難局を乗り切ってまいる所存であります。
  • 水野社長とともに引き続き誠心誠意職務に精励し、しっかりと経営のかじ取りを行ってまいりますのでよろしくお願い申しあげます。
  • 私からは以上であります。

資料



以上

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