定例記者会見

定例記者会見

2017年1月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2017年01月31日
中部電力株式会社

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【システムの不具合によるご迷惑事象】

  • まずはじめに、年初から公表させていただいております「エリアインバランスの誤算定」ならびに「電気料金の誤請求」など、システムの不具合によりお客さま、関係者の皆さまにご迷惑をおかけしております。
  • 今後、このような事態を発生させないよう、早期のシステム改修、チェック体制の強化・明確化、社員の業務スキルの向上等、再発防止策をしっかり講じ、適正な業務遂行に努めてまいります。
  • お客さまをはじめ関係者の皆さまに、ご迷惑ならびにご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。


  • 本日、私からは、
    • 2016(平成28)年度第3四半期決算
    • ガスの全面自由化に向けた当社の取り組み
    • 東京営業部の設置
    • 役員人事

    について、お話しいたします。

2016(平成28)年度第3四半期決算

  • それでは、「2016年度第3四半期決算」について、お話しいたします。
  • まず、連結決算でございます。2016年度第3四半期の連結売上高は、1兆8,987億円となりました。
  • 燃料費調整額の減少などにより、電灯電力料が減少したことなどから、前年同期に比べ2,277億円の「減収」となりました。
  • 連結経常利益につきましては、1,574億円となりました。
  • 燃料価格の低下に伴う燃料費と燃料費調整額の期ずれ差益の縮小などにより、前年同期に比べ578億円の「減益」となりました。
  • 次に、中部電力の個別決算でございます。
  • 売上高は、1兆7,555億円となりました。前年同期に比べ、2,243億円の「減収」でございます。
  • 経常利益は1,435億円となりました。前年同期に比べ、550億円の「減益」でございます。
  • 次に、2016年度の業績見通しでございます。
  • 今回の業績見通しにつきましては、10月28日に公表しました第2四半期決算時の予想値から変更しておりません。
  • 連結売上高につきましては、2兆5,900億円と見込んでおります。
  • 連結経常利益につきましては、燃料価格の低下に伴う燃料費と燃料費調整額の期ずれ差益の縮小はあるものの、水力発電量の増加や、経営効率化の深掘りなどから、前回公表と変わらず1,250億円と見込んでおります。

資料1

ガスの全面自由化に向けた当社の取り組み

  • 次に、昨日公表いたしましたガス料金メニューについて、お話しいたします。
  • 当社は、今年4月から開始するガス小売全面自由化を、ご家庭のお客さまに対しましても、ニーズに応じて、電気とガスをトータルでご提案できる、総合エネルギーサービスを拡大する上での好機と考えております。
  • 今回、当社は、お客さまのご使用量やご使用形態に合わせて、ご家庭向けの「カテエネプラン」を3プラン、ビジネス向けの「ビジエネプラン」を4プランの料金メニューを用意いたしました。
  • 東邦ガスのガス料金と比較して分かりやすく、お安いメニューとなっており、お客さまに自信を持って、お勧めできると考えております。
  • さらに、電気とガスをセットでご契約いただくことで、ガス料金を2%割引きさせていただきます。
  • この割引きを加えますと、ご家庭の平均ご使用量である月間31m3のお客さまでは、
    • 東邦ガスの現行料金との比較では約8%、2年間で約11,100円お安くなり、
    • 東邦ガスの新料金メニューとの比較では約7%、2年間で約9,100円お安くなるなど、

    競争力のある料金メニューとなっております。

  • お客さまがガス会社を選択する際に、重視される保安面に関しては、繰り返しお話ししておりますように、当社が責任を持って実施いたします。
  • 当社は、昨日、岩谷産業に加え、当社のガスを安心してお使いいただける保安業務の強化のため、ガス保安に関する豊富な知見を有する3社と、新たに委託契約を締結いたしました。
  • これにより、当社ガス保安を行う事業場は28拠点、スタッフを300人となる体制を整え、お客さまのご要望やご不安に思われることに対し、迅速かつ臨機に対応してまいります。
  • 当社のガスを信頼してお使いいただけるよう、引き続き保安業務のレベルアップに努めてまいります。
  • 当社は、今後5年間で20万件のご家庭等のお客さまを獲得する、チャレンジングな目標を掲げております。
  • この目標の達成に向け、総合エネルギーサービスのリーディングカンパニーとして、お客さまの快適な暮らしに貢献できるサービスをお届けすることに努めてまいります。

参考資料

東京営業部の設置

  • 次に、首都圏での販売体制の強化に向けた「東京営業部の設置」について、お話しします。
  • 当社は、首都圏における販売体制の更なる強化を図るため、今年4月に、販売カンパニー東京営業部を設置することといたしました。
  • 責任者には本店部門長クラスを配置し、首都圏での販売に関する業務執行の権限を一部分担させることにより、意思決定の迅速化、販売活動の促進を図ります。
  • 当社は、これまで法人のお客さま向けの営業ならびに技術担当者を東京に駐在させておりましたが、今回設置する東京営業部は、法人営業に加え、カテエネプランの販売やパートナー企業の開拓等、ご家庭向けの営業も担当することとなります。
  • さらに、今後は、東京営業部を中心に、グループ企業であるダイヤモンドパワーやシーエナジーと一体になった販売活動を展開してまいります。
  • 当社は、
    • 短期的な目標として、「できるだけ早期に首都圏において、ご家庭のお客さま10万件の獲得」
    • 長期的な目標として、「2030年時点に、首都圏を中心に中部エリア以外で200億kWhの獲得」

    を掲げています。

  • これらの販売目標の達成に向け、グループ全体の総力を挙げて、首都圏での販売活動に取り組んでまいります。

資料2

役員人事

  • 最後に、役員人事についてお話しいたします。
  • 当社を取り巻く経営環境は、電力・ガスの小売全面自由化により、急激に変化しております。
  • こうした、まさに歴史的転換点に直面しているなか、当社は、競争を勝ち抜き、成長し続けるため、お客さまに 新たな価値を創出する、「一歩先を行く」総合エネルギーサービス企業グループを目指し、取り組んでいるところであります。
  • その実現のための一つの取り組みとして、昨年4月、事業分野ごとの自律的な事業体制の構築を目指し、カンパニー制を導入いたしました。
  • 今後も引き続き、その取り組みを強化していくため、本日、4月1日付の新たな執行体制を決定いたしましたので、紹介させていただきます。
  • まず、代表取締役および役付執行役員についてです。
  • 代表取締役 副社長執行役員として、新たに、片岡明典(かたおか あきのり)さん、倉田千代治(くらた ちよじ)さんが、就任します。
  • 片岡さん、倉田さんとも、既に当社の経営を十分に担っていただいており、各事業を適切に運営するとともに、成長に導くことができる方々であると確信しております。
  • また、今回、新たに1名が専務執行役員に就任いたします。
  • なお現在、代表取締役 副社長執行役員の阪口(さかぐち)、大野(おおの)の両氏は、4月から取締役となります。
  • 続きまして、執行役員、部門長等の人事についてです。
  • 実務経験豊富でリーダーシップ、マネジメント能力、戦略性に長けた人財を適所に配置するとともに、今回も組織の活性化を図るべく、優秀な若手を積極的に登用します。
  • なお、新たに設置する東京営業部長には新任の執行役員を配置します。
  • 次に、今回退任する役員についてです。
  • 3月31日付で執行役員6名、および、参与1名が退任します。
  • 当社は、本日決定した新たな執行体制のもと、変わらぬ使命である安定供給を継続するとともに、お客さまの求める、また、お客さまが、まだ気付いておられない、新たなサービスや新たな価値の創出にチャレンジし続け、さらなる発展を遂げてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
  • 私からは以上であります。

資料3



以上

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