定例記者会見
定例記者会見
2017年6月度 定例記者会見 勝野社長挨拶
2017年06月28日
中部電力株式会社
- 社長の勝野でございます。
- 本日の株主総会、また、その後の取締役会を経まして、私が社長を拝命し、社長就任3年目を迎えることになりました。
- 私からは、
- 新任取締役
- 役付職の人事異動
- この夏の電力需給見通し
の3点について、お話しいたします。
新任取締役の紹介について
- まず、本日の株主総会で新しく選任いただきました取締役2名をご紹介いたします。
- 専務執行役員 浜岡原子力総合事務所長の増田 博武(ますだ ひろむ)、ならびに、専務執行役員 秘書部、広報部、人事部統括の三澤 太輔(みさわ たいすけ)でございます。
- 2人とも、これまで、当社の経営課題の解決や業務執行に高い能力を発揮するとともに、人格、識見ともに優れ、経営を十分に担える人財であります。
- 2人の取締役を加えた新たな経営体制のもと、グループの総力を結集して、経営効率化のさらなる深掘り、IOTやAI等のICT技術を活用した事業基盤の強化、リスクマネジメントの強化などを図ることで、事業環境の変化に対応し持続的な成長を実現してまいります。
役付職の人事異動
- 次に、7月1日付の役付職の人事異動についてポイントを絞ってお話しいたします。
- 今年度の役付職異動にあたっては、経営諸課題に対応するため、適材適所の要員配置を実施しつつ、人事異動の必要性を厳選した結果、異動者数は1,655名となりました。
- 今回の異動の特徴としては、
- 電力・ガスの小売全面自由化に伴い販売体制を強化したこと
- 昨年に引き続き女性社員の役付職への登用を積極的に実施したこと
の2点が挙げられます。
- まず、販売体制の強化について、お話しします。
- 今回の異動では、電力とガスの販売を一層、推し進めるために、火力部門を中心とした技術系の役付職を販売カンパニーへ増員します。
- それぞれが培ったエネルギーに関する経験、知識を活かした付加価値サービスの提供につなげていきたいと考えています。
- なお、今年の4月には、新入社員29名を各支店の販売部門に配属するとともに、この8月の一般職の異動でも販売部門への増員を予定するなど、当社は販売体制の一層の強化を進めてまいります。
- 次に、女性社員の役付職登用について、お話しします。
- 今回の異動で、新たに2名の女性社員を部長級の役付職に、4名を課長級の役付職に登用いたしました。
- また、係長級の役付職については昨年度に、それまでの約2倍となる21名を登用しましたが、今年度も同数の21名を登用し、当社の女性役付職数は145名となりました。
- 当社は、「2020年度に女性役付職数を2014年度の2倍以上とする」目標を掲げております。
- この目標の達成に向け、女性社員の自覚と従業員全体の意識改革を図る目的で、
- 女性社員を対象にした研修の強化
- 女性社員の成長を加速するための業務付与や人事異動
- より柔軟な働き方を実現する制度の導入
などの施策を、引き続き、積極的に展開してまいります。
- 電力、ガスの全面自由化をはじめ、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が続きますが、新しい要員配置のもと、私が先頭に立ち、全社一丸となって、様々な課題に取り組んでまいります。
参考
この夏の電力需給見通し
- 最後に、この夏の中部エリアの電力需給見通しについてお話しいたします。
- 今夏の中部エリアの電力需給見通しにつきましては、7、8月の最大電力(最大3日平均電力)を2,429万kWと想定しており、需給バランスにつきましては、この夏も安定供給を確保できる見通しです。
- 昨年に続き、この夏につきましても、政府において「特別な節電要請は行う必要がない」ことが決定されております。
- 当社は政府の方針を踏まえ、いわゆる「節電のお願い」を行いませんが、これまでお客さまに実施いただいている節電や省エネについては、エネルギーの有効利用やCO2排出抑制などの観点からも、引き続き取り組んでいただきたいと思います。
- 省エネへの取り組みにつきましては、当社お客さま向けホームページに加え、電気のご使用量のお知らせである「検針票」や、「カテエネ」サイトでも役立つアドバイスを掲載しております。
- 一方、供給面では、火力発電に大きく依存する状況が続いております。
- 供給態勢に万全を期すため、当社は今月中に全ての火力発電所における夏前の総点検を終え、火力・水力発電所ならびに送変電設備の運転・保守を、引き続き、確実に実施することで、安定して電気をお届けできるよう努めてまいります。
- 私からは以上です。
以上