定例記者会見

定例記者会見

2018年11月度 定例記者会見 勝野社長挨拶

2018年11月27日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • 非常災害対応 検証委員会における検討結果
    • 電気・ガスの販売代理店の設立
    • 一般送配電事業等および小売電気事業等の会社分割の方向性決定
    • この冬の電力需給の見通し

    以上の4点について、お話しいたします。

非常災害対応 検証委員会における検討結果

  • 初めに「台風21号・24号非常災害対応 検証委員会」における検討結果についてお話しいたします。
  • 当社は、台風21号・24号による停電復旧の課題や反省点について、今後の災害対策に生かすため、私を委員長とする「検証委員会」を立ち上げ、これまで4回にわたり、全社を挙げて議論をしてまいりました。
  • 「検証委員会」では、大きく「設備復旧の体制」、「お客さまへの情報発信」、「自治体等との情報共有・連携」の3つの視点で整理し、課題に対する具体的な対策を取り纏めました。
  • それぞれの課題や、今後の取り組みについては、昨日、ご説明したとおりですが、まずは、やるべきことを速やかに実行し、システム開発など時間を要するものについては、私が定期的に進捗を確認しながら、着実に自然災害への備えを充実してまいります。

資料1

電気・ガスの販売代理店の設立

  • 次に、「電気・ガスの販売代理店」の設立について、お話しいたします。
  • 当社は、愛知・三重・岐阜エリアにおいて、当社の電気・ガスの販売業務を委託する代理店として、「中電エナジーサービス株式会社(仮称)」を2019年2月に設立することとしました。
  • 当社は、電力・ガスの小売全面自由化による厳しい競争環境のなか、「価格」だけではなく、お客さまのニーズを捉えた様々な「サービス」をスピーディにお届けすることを目指しております。
  • 新会社では、営業経験豊富な人財の採用や、電気・ガス機器の販売・修理を行うサービスショップの設置などを通じて、当社のサービス内容やメリットを直接お伝えできる営業活動を展開してまいります。
  • 当社は、新会社を通じて、幅広いお客さまとの接点を増やすことで、お客さまのニーズを把握し、より便利で快適な暮らしの実現をサポートしてまいります。

参考1

会社分割の方向性決定

  • 続いて、「一般送配電事業等および小売電気事業等の会社分割の方向性決定」についてご説明します。
  • 当社は、本日、2020年4月1日に一般送配電事業等および小売電気事業等の会社分割を行う方向性を決定するとともに、その準備を円滑に進めるため、2019年4月1日に分割準備会社を設立することを決定いたしました。
  • 一般送配電事業等の分割は、電気事業法の定めに従い、送配電部門の一層の中立性を確保するために実施するものです。
  • 小売電気事業等の分割は、多岐にわたる事業者との協業の加速化などを通じて、自律的な事業拡大やサービス内容の向上を図ることを目指して実施するものです。
  • 今後の手続きは、来年4月に、当社を「分割会社」、各分割準備会社を「承継会社」とする吸収分割契約を締結し、 6月の定時株主総会に諮ることを予定しております。
  • 当社は、電力システム改革の進展や販売競争の激化による事業環境変化に柔軟かつ迅速に対応していくため、2016年4月にカンパニー制を導入し、それぞれの事業分野で自律的に運営できる体制づくりを進めてまいりました。
  • そして、火力発電事業については、2019年4月にJERAへ統合しますので、2020年4月の会社分割により、経営ビジョンに掲げている「発販分離型の事業モデル」が確立することになります。
  • 当社は、発電、送配電、販売の各事業会社が、それぞれの活動エリア、事業パートナー、お客さまと向き合いながら独自の戦略を推進し、自律的に事業拡大を進めることで、より強靭な企業グループに成長し、エネルギー事業における収益を拡大させてまいります。

参考2

この冬の電力需給の見通し

  • 最後に、この冬の中部エリアの電力需給見通しについてお話しいたします。
  • 当社は、この冬の電力需給について、最大3日平均電力を、1月および2月の2,268万kW、供給予備率を10%前後と想定しており、安定供給の目安となる8%を確保できる見通しです。
  • お客さまにおかれましては、エネルギーの有効利用やCO2排出抑制などの観点から、無理のない範囲で節電や省エネに取り組んでいただきたいと思います。
  • 具体的な事例は、当社ホームページや「カテエネ」サイトに掲載しておりますので、ぜひご覧いただければと思います。
  • 当社は、引き続き、火力・水力発電所ならびに送変電設備の運転・保守を確実に実施するとともに、先ほどお話しした自然災害への備えもしっかりと行い、電力の安定供給という使命の完遂に努めて参ります。
  • 私からは以上です。


以上

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