プレスリリース

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浜岡原子力発電所 敷地内(屋外)における草刈り作業中の出火に係る原因と対策について

2021年11月18日
中部電力株式会社

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当社は、2021年11月1日に定期検査中の浜岡原子力発電所4号機 タービン建屋北側(屋外)において発生した給油作業中の草刈機の出火およびその周囲の草等への延焼について、原因を調査し、対策をとりまとめましたのでお知らせします。

調査の結果、以下の流れで出火したものと推定しました。

  • 草刈り作業において、協力会社社員は、ガソリンの入った燃料補給用の缶を直射日光の当たる場所に置いていた。このため、ガソリンの温度が上昇し、当該缶内のガソリンが揮発し、内圧が上がっていた。
  • 協力会社社員は当該缶を草刈機の上(スターター上部)に置き、ガス抜きをしないまま蓋を開けたため、気化したガソリンが当該缶から下に流れた(注)。
  • 気化したガソリンが、エンジンを停止した直後の高温のマフラ部に触れたことで発火した。

(注)気化したガソリンは比重(空気と比較した密度)が約3~4であり、漏れると空気中を降下しやすい。

この原因は、当社が、必要な手順を社内規定に定めていなかったこと、および協力会社社員が、ガソリン特有の性質等(揮発性、発火点等)を十分に認識していなかったことにあると推定しました。

このため、社内規定へ必要な手順を定めるとともに、協力会社社員が手順を徹底するよう、現場監督者に対して教育を実施することにより再発防止に努めてまいります。

別紙 浜岡原子力発電所敷地内における草刈り作業中の出火に係る原因と対策[PDF:813KB]

【これまでの公表状況】

浜岡原子力発電所 敷地内(屋外)における草刈り作業中の出火について(2021年11月01日公表

以上

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