定例記者会見

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2023年3月度 定例記者会見 林社長挨拶

2023年03月29日
中部電力株式会社

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  • はじめに、お客さま情報の不適切な取り扱いについてお話しいたします。
  • 中部電力パワーグリッドおよび中部電力ミライズは、現在、行為規制に関する従業員への教育などの対策に着手するとともに、今月17日には、中部電力パワーグリッドが再発防止の柱となる、中立性確保のための新たな組織・体制の整備について公表いたしました。
  • 当社グループは、同様の事案を二度と発生させることのないよう、中部電力パワーグリッドや中部電力ミライズがしっかり取り組むことはもとより、私を議長とする「再発防止等合同検討会議」が両社の取り組みを確認・検証することで、グループ一丸となって再発防止の徹底に全力を尽くしてまいります。

  • さて、本日、私からは、
    • 電気料金の負担軽減策等の実施

    について、お話しいたします。

電気料金の負担軽減策等の実施

  • 当社および中部電力ミライズは、昨年10月、電源調達コストが大幅に増加する状況においても、お客さまに安定して電気をお届けするため、今年4月から特別高圧・高圧のお客さま向けの標準料金メニューを見直しさせていただくことを公表いたしました。
  • 一方、1月の第3四半期決算において、当社グループの今年度の業績は、様々な変動要素が重なり、結果として大幅に改善する見通しとなりました。
  • 来年度につきましては、変動要素が多く、不透明な状況が続くものと考えておりますが、当社グループは、経営環境が変化した場合には、すみやかに各施策に反映することとしており、お客さまのご負担を少しでも軽減できるような施策を検討していくことを、お知らせいたしました。
  • その後、足元で燃料価格が下落していることや、当社グループ全体で取り組んでいる経営効率化施策の拡大、市場対応力の強化といった経営努力などを踏まえ、検討を重ねてまいりました。
  • 検討の結果、中部エリア全ての特別高圧および高圧のお客さまを対象とする電気料金の負担軽減策として、今年6月分から10月分にかけて、ご使用量1kWhあたり2.09円の割引を実施させていただくこととしました。
  • これにより、モデルケースで試算した場合、約5.3%から6.9%のご負担の軽減となります。
  • また、ご家庭などの低圧のお客さまには、省エネや脱炭素化をお手伝いするとともに、電気料金の負担軽減につながるキャンペーンとして、エアコンや冷蔵庫の省エネ機器への買替や、太陽光発電設備・蓄電池のリース契約の新規お申込みに対してギフトカードを進呈いたします。
  • 加えて、夏場の電気料金の負担軽減に向けたポイント進呈なども実施させていただきます。
  • あわせて、昨年から実施しております、特別高圧・高圧および低圧のお客さまを対象とした、節電のご協力にお応えするメニューやサービスについても、引き続きご提供してまいります。
  • 本日お伝えさせていただいた負担軽減策の総額は、今回の対象期間において約660億円となります。
  • なお、11月以降の電気料金の負担軽減策や、電気料金以外の面でお客さまや社会のお役に立てる施策についても、燃料価格など、先行きの経営環境を踏まえ、引き続き幅広く検討してまいります。
  • 現時点で先行きの経営環境を見通すことは困難であり、施策の全体像をお示ししがたい状況ではありますが、当社グループは、引き続き、お客さまとともに、地域や社会の持続的な発展に貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。
  • 最後になりますが、この冬は、1月下旬の寒波による影響で電力需要が増加した日もありましたが、お客さまの節電のご協力もあり、安定して電気をお届けすることができました。
  • 昨年12月からこれまで、節電にご協力いただいた多くのお客さまにお礼を申し上げます。ありがとうございました。
  • 当社グループは、供給側と需要側の両面での対策に全力で取り組み、引き続き、安定供給の確保に万全を期してまいります。

資料



以上

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