定例記者会見

定例記者会見

2023年6月度 定例記者会見 林社長挨拶

2023年06月28日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • 第99期定時株主総会
    • 役付職の人事異動
    • この夏の電力需給
    の3点についてお話しいたします。

第99期定時株主総会

  • はじめに、「第99期定時株主総会」について、お話しいたします。
    まず、おかげさまをもちまして、株主総会を無事終了することができましたことをご報告申しあげます。
  • 今回の総会では、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に引き下げられたことを踏まえ、会場の座席数を大きく増やし、昨年より98名多い283名の株主さまにご出席いただきました。
  • また、所要時間は、昨年と比較して28分長い、2時間25分となりました。
  • 当社から2022年度の事業概況をご報告するとともに、会社提案4議案と、株主さまからのご提案である6議案の計10議案についてご審議いただき、会社提案の4議案について可決していただきました。
  • 株主の皆さまからは、
    • 浜岡原子力発電所に関するご質問
    • 脱炭素社会の実現に向けた取り組みに関するご質問
    • 電気料金に関するご質問
    • 独占禁止法にもとづく課徴金納付命令に関するご質問
    など、経営の重要課題に関するご質問や貴重なご意見をいただき、私どもから丁寧にお答えいたしました。
  • また、取締役9名を選任いただき、急激な事業環境の変化の中で、引き続き、経営の諸課題に迅速かつ的確に取り組んでまいります。
  • さらに、本日の株主総会で新しく監査役2名を選任いただきましたので、ご紹介いたします。
  • 新しい監査役は、澤栁友之さんです。
    澤栁さんは、これまで、中部電力パワーグリッドの監査役を務めておられましたが、このたびの総会におきまして、中部電力の監査役に就任し、中部電力パワーグリッドでは非常勤の監査役として、引き続き、監査業務に従事していただきます。
  • また、新しい社外監査役として、法曹界での豊富な経験と高度な専門的識見をお持ちである、元名古屋高等検察庁検事長の中川清明さんに就任いただきました。
  • 当社グループは、この2名を加えた新たな経営体制のもと、まずは、国内エネルギー事業の収支安定化に取り組むとともに、中期経営目標の達成、さらに経営ビジョン2.0の実現に向け、
    • 安全・安価で安定的なエネルギーのお届け
    • 浜岡原子力発電所の再稼働に向けた取り組み
    • 脱炭素社会実現に向けた取り組み
    • 新成長領域の更なる拡大
    などをグループ一丸となって、進めてまいります。
  • さらに、お客さまや社会からの信頼が事業運営の基盤であることを肝に銘じ、コンプライアンスの徹底やガバナンスの強化に向け、不断の努力を続けてまいります。

役付職の人事異動

  • 続いて、7月1日付の役付職の人事異動についてお話しいたします。
  • 今回の異動者数は、2,105名となりました。昨年度と比較して、約800名の増加となりましたが、これは主に中部電力パワーグリッドで進めている組織見直しによるものであり、これを除けば昨年度と同程度の数となります。
  • 中部電力3社は、経営ビジョン2.0の実現に向けて、脱炭素、新成長領域等の重点分野への増員や、「多様な人財が活躍できる環境づくり」と「自己変革に挑戦する社員への機会と支援の提供」を柱とする人財戦略に取り組んでおります。
  • 今回の人事異動で、重点分野への増員については、
    • 洋上風力、太陽光をはじめとした再生可能エネルギーの開発推進
    • グローバル事業、地域型ヘルスケア、資源循環ビジネス
    などの事業分野への要員シフトを行いました。
  • また、要員シフトに加え、キャリア採用も積極的に行っており、今年度は、既に60名以上を採用いたしました。
  • 要員シフトとキャリア採用を合わせると、今年度の重点分野への増員規模は、現時点で約130名となっており、事業領域拡大のための要員強化および人財の多様化が進んでいると実感しております。
  • 次に、人財戦略の観点では、今年度から社内公募制度として「マイキャリア公募」を導入しており、社員の自律的なキャリア形成だけでなく、部門間での人財交流が活性化し、多様な人財の育成に繋がっております。
  • また、今回、女性役付職を新たに26名登用しており、「2025年度の女性役付職数を2014年度(103名)の3倍以上にする」という目標の達成に向け、着実に進捗しております。
  • 中部電力3社は、今後も、マイキャリア公募の募集枠や女性役付職数などのKPIを確実に達成し、全ての従業員の成長・活躍による企業価値の向上を目指してまいります。

資料

この夏の電力需給

  • 最後に、この夏の電力需給についてお話しいたします。
  • 今週末から7月に入り、本格的な夏を迎えます。
    この夏の中部エリアの電力需給は、供給予備率が最も低い9月においても7.8%と、安定供給に最低限必要とされる予備率3%を確保し、安定して電気をお届けできる見通しです。
  • 一方で、東京エリアの電力需給は、7月の予備率が3.1%と見込まれるなど、大変厳しい状況です。
  • 当社グループは、万が一の設備トラブルにより供給力を減少させることがないよう、発電所ならびに送変電設備や周波数変換所などの運転・保守を確実に実施することで、中部エリアの安定供給に万全を期すことはもとより、広域的な安定供給にも貢献してまいります。
  • この夏の中部エリアは、昨年のように節電をお願いする需給状況ではありませんが、中部電力ミライズでは、ご家庭のお客さまの省エネにつながる取り組みとして、
    • 指定した時間帯に節電をしていただくことでポイントを進呈するサービス「NACHARGE(ネイチャージ)」
    • 月間の電力使用量を削減いただいた場合にポイントを進呈する「省エネチャレンジ」
    • 高い省エネ性能を有するエアコンや冷蔵庫に買い替えいただいたお客さまに特典を進呈する「省エネ家電買替キャンペーン」
    をご用意しております。
  • ぜひご利用いただき、エネルギーの効率的なご使用に取り組んでいただきますようお願いいたします。


以上

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