プレスリリース

プレスリリース

米国フリーポートLNGプロジェクトの最終投資決定および融資契約の締結について

2014年10月30日
大阪ガス株式会社
中部電力株式会社

記事をシェアする

大阪ガス株式会社(代表取締役社長:尾崎 裕)と中部電力株式会社(代表取締役社長:水野 明久)が液化加工契約を締結している米国テキサス州のフリーポートLNGプロジェクトについて、同プロジェクトの第1系列を建設・運営するFLNGリクイファクション社(以下、「第1系列液化会社」)は最終投資決定を行い、現地時間10月29日(日本時間10月30日)に、株式会社国際協力銀行および民間金融機関との間で、総額約38億米ドルのプロジェクトファイナンスによる融資契約を締結いたしました。

今回の融資は、株式会社国際協力銀行および民間金融機関6行(注)による協調融資であり、民間金融機関からの融資には、独立行政法人日本貿易保険(以下、「NEXI」)による海外事業資金貸付保険が付保されます。

大阪ガスおよび中部電力は、本年2月に第1系列液化会社の持分をそれぞれ25%ずつ取得することを決定しており、今後、銀行団からの初回借入れに合わせて出資を実行する予定です。尚、両社による当該出資につきましても、NEXIによる海外投資保険が付保されることが決定しており、LNG輸出許可の取消リスクを含むリスクカバーが供与される予定です。

今回の融資契約締結に先立ち、大阪ガスおよび中部電力は、米国大手パイプライン事業者のガルフサウス社との間で、第1系列液化設備への新設路線を含むパイプライン使用契約を締結しております。この契約により両社は米国内の主要天然ガス生産地からの調達が可能になります。

大阪ガスおよび中部電力は、フリーポート液化第1系列の開発ならびに米国における安価な天然ガスの調達を通じて、仕向地制限のない競争力あるLNG調達を実現するとともに、供給ソースの分散化および価格指標の多様化を図ってまいります。

(注) ㈱三菱東京UFJ銀行、㈱みずほ銀行、㈱三井住友銀行、三井住友信託銀行㈱、三菱UFJ信託銀行㈱、アイエヌジー バンクN.V. 東京支店

◇フリーポートLNGプロジェクトの概要

 ・所在地

米国テキサス州フリーポート市

 ・稼動開始

2018年(予定)

 ・液化設備能力

約440万トン/年×3系列

◇大阪ガスの概要

 ・会社名

大阪ガス株式会社

 ・所在地

大阪市中央区平野町4-1-2

 ・代表者

尾崎 裕

◇中部電力の概要

 ・会社名

 中部電力株式会社

 ・所在地

 名古屋市東区東新町1

 ・代表者

 水野 明久

◇フリーポート社の概要

 ・会社名

フリーポートLNGデベロップメント社

 ・所在地

米国テキサス州ヒューストン市

 ・出資者

フリーポートLNGインベストメンツ(代表者:マイケル・スミス)(27.5%)、ザクリー・ヘイスティングス子会社(55%)、ダウ・ケミカル子会社(7.5%)、大阪ガス子会社(10%)

◇第1系列液化会社の概要

 ・会社名

FLNGリクイファクション社

 ・所在地

米国テキサス州ヒューストン市

 ・出資者

フリーポート社子会社(50%)、大阪ガス子会社(25%)、
中部電力子会社(25%) <大阪ガス、中部電力出資後> 

◇ガルフサウス社の概要

 ・会社名

 ガルフ・サウス・パイプライン社

 ・所在地

 米国テキサス州ヒューストン市

◇プロジェクトスキーム図

液化事業および液化委託のプロジェクトスキーム図

参考

以上

ページトップへ