定例記者会見
定例記者会見
2018年9月度 定例記者会見 勝野社長挨拶
2018年09月25日
中部電力株式会社
- まず最初に、今月上旬に日本列島を通過しました台風21号により被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
- 台風21号は、中部エリアの全域においても甚大な被害をもたらし、停電戸数は平成に入り3番目に多い規模となるのべ約85万戸となりました。
- 特に、岐阜県の山間部においては、倒木による道路寸断や電力設備被害が多かったことから、全てのお客さまの停電を解消するのに、最大で約1週間かかるなど、復旧工事に時間を要しました。
- 多くのお客さまに、大変なご迷惑とご不便をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます。
- 今回の事象を踏まえ、復旧方法や停電情報の発信の仕方、自治体等との連携などでの反省点を今後の教訓とすべく、今回の課題に関して検討会を設置し、今後の災害対応に活かしてまいります。
- 本日、私からは、
- この夏の中部エリアの電力需要実績
- 働き方改革の取り組み
- テクノフェア2018
について、お話しいたします。
この夏の中部エリアの電力需要実績
- はじめに、この夏の電力需給についてお話しします。
- 今年は、7月中旬頃から記録的な猛暑となり、7月18日には東日本大震災以降の最大電力となる2,597万kWを記録しました。
- 8月3日には、名古屋で観測史上はじめて最高気温が40°Cを超えるなど、厳しい暑さが続き、8月6日に、最大電力を更新し、2,622万kWを記録しました。
- これに対し、供給面では、この夏の1点最大電力を2,627万kWと想定し、2,850万kW程度の供給力を確保していたことから、お客さまにご不自由をおかけすることはなかったと考えております。
- 引き続き、火力・水力発電所ならびに送変電設備の運転・保守を確実に実施するとともに、自然災害への備えをしっかりと行うことで、電力の安定供給という「変わらぬ使命の完遂」に努めてまいります。
資料1
働き方改革の取り組み
- 次に、働き方改革の取り組みについてお話しします。
- 企業が持続的に発展していくためには、お客さまにご満足いただけるサービスを提供していくとともに、「働き方改革」を推進して、労働生産性の向上やライフ・ワーク・バランスの実現を図っていくことが重要であると考えております。
- 当社は、これまでも従業員が健康で安定した生活基盤を維持しながら、より柔軟、かつ効率的に業務に励むことができる環境整備に取り組んでまいりました。
- 「フレックスタイム勤務制」は、1990年に技術開発本部で導入した後、順次適用範囲を拡大し、現在では発電所の交替勤務などの一部部署を除き、全社に導入しております。
- また、ICTを活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方である「テレワーク」の取り組みも推進しています。
- 今年4月には、所属事業場以外の事業場での仕事を可能とする「サテライトオフィス」を導入し、出張先や自宅に近い事業場で働くことができるようにいたしました。
- そして、来月1日からは、社外から社内インフラにアクセスできる情報通信環境を整え、「モバイルワーク」と、「在宅勤務」を導入いたします。
- 「モバイルワーク」は、出張時の移動中などでの仕事を可能とする働き方で、出張先での手待ち時間や移動時間などを有効活用することで労働生産性が向上し、お客さまからのご要望などに対し、より速やかに対応できるものであると考えております。
- また、「在宅勤務」は、従業員の通勤負担を軽減し、時間を有効活用できる働き方を提供するもので、ライフ・ワーク・バランスの推進が期待できます。
- 当社は、今後も厳しい事業環境の中においても、従業員のライフ・ワーク・バランスの実現に向けた支援に努めるとともに、安全で健康に職務に専念できるよう、働き方改革と健康経営を積極的に進めてまいります。
資料2
テクノフェア2018
- 最後に、来月の11日、12日の両日に技術開発本部で開催する「テクノフェア2018」について、お話しします。
- テクノフェアは、当社の技術開発の取り組みをご紹介するため、年1回開催するもので、毎年、約3,000人のお客さま、関係者の皆さまにお越しいただいており、今年で26回目となります。
- 今回のテクノフェアは、「みなさまとつなぐ・つながるエネルギー 一歩先を行く挑戦」をテーマに
- IoT・AIなどの新技術を活用した新たな時代の安定供給
- 新たなエネルギーサービスの創出
- 原子力の安全技術に関する取り組み
などを重点とする最新の技術開発の内容を紹介します。
- 各会場では、研究成果について、パネル・模型の展示や実演により、担当した研究員が直接わかりやすく説明いたします。
- 私からは以上です。
以上