定例記者会見

定例記者会見

2020年6月度 定例記者会見 林社長挨拶

2020年06月25日
中部電力株式会社

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本日の株主総会、また、その後の取締役会を経まして、私が代表取締役社長を拝命いたしました。

  • 本日、私からは、
    • 第96期定時株主総会
    • 新任役員
    • 新型コロナウイルスが与える影響

    について、お話しいたします。

株主総会について

  • はじめに、「第96期定時株主総会」について、お話しいたします。
  • まず、おかげさまをもちまして、株主総会を無事終了することができましたことをご報告申しあげます。
  • 今回の総会では、株主のみなさまのご健康を守るとともに、新型コロナウイルスの拡散防止の観点から、ホームページ上での事前の情報開示を充実したことに加え、入場時の検温や、ソーシャルディスタンスを考慮した座席配置などを行いました。
  • また、株主のみなさまがお集まりいただいている時間を極力短くするため、議事の一部を簡略化させていただきました。
  • このようなことから、今回の総会の所要時間は、昨年の2時間20分と比較して約50分短い1時間34分、集計を開始した1988年以降では、3番目の短さとなりました。また、ご出席いただいた株主さまは、昨年の944名と比較して826名少ない118名、集計を開始した1988年以降では、最少の人数となりました。
  • 当社から2019年度の事業概況を報告するとともに、会社提案4議案と、株主さまからのご提案である5議案の計9議案についてご審議いただき、会社提案の4議案について可決していただきました。
  • 株主の皆さまからは、
    • 浜岡原子力発電所に関するご質問
    • 原子燃料サイクルに関するご質問
    • 新型コロナウイルスの感染拡大下における安定供給に関するご質問
    • 配当方針に関するご質問
    • 関係会社におけるメガソーラー発電所開発の進め方に関するご質問
    • など、多岐にわたるご質問や、貴重なご意見をいただきました。

  • 本日の株主総会では、定款の事業目的に「銀行代理業」や「損害保険代理業」を追加することなど、新しい成長分野の確立に向けた今後の事業展開に備えていくための議案について、株主さまにご承認いただくことができましたので、今後、新たなサービスの開発・提供を一層加速してまいります。

新役員の紹介について

  • 続きまして、本日の株主総会で新しく選任いただきました取締役3名、および、監査役2名をご紹介いたします。
  • まず、新取締役ですが、代表取締役の、水谷 仁でございます。
  • そして、大谷 真哉でございます。
  • 続いて、新監査役ですが、常任監査役の、片岡 明典でございます。
  • なお、新しい社外取締役として、株式会社日本政策投資銀行の常勤監査役である栗原 美津枝さん、そして、新しい社外監査役として、元トヨタ自動車株式会社専務取締役であり、一般社団法人ACCの理事長である高田 坦史さんが就任されましたのでご紹介させていただきます。
  • 当社は、新たな経営体制のもとで、地球環境に配慮した、良質なエネルギーを、安全・安価で安定的にお届けするという変わらぬ使命を果たし続けるとともに、時代の変化を見据えた新たな価値の創出に挑戦し続けてまいります。

新型コロナウイルスが与える影響

  • 最後に、新型コロナウイルスが与える影響についてお話しいたします。
  • 昨日公表した5月分の中部エリアの電力需要実績を見ますと、前年比マイナス12.9パーセントとなっており、中でも、高圧・特別高圧については、緊急事態宣言の発令によるサービス業や小売業における休業や営業時間の短縮、製造業における工場の一部生産ラインの停止や稼働減などから、前年比マイナス17.4パーセントと大きく減少しております。
  • また、6月以降を見ますと、送電端電力量ベースの速報値ではありますが、24日までで前年比マイナス5.4パーセント程度となっております。
  • 今後の新型コロナウイルス感染状況によっては、産業界や経済界に更なる影響が及ぶ懸念もあることから、引き続き、重大な危機感を持って動向を注視してまいります。
  • 緊急事態宣言の解除以降、社会・経済活動が徐々に再開に向かって動き出しておりますが、先ほど申しあげた電力需要の減少に加えて、お客さまからは、電気・ガスの支払時期に関するご相談を約1万4千件いただくなど、社会・経済全体は非常に厳しい状況にあるものと実感しております。
  • また、新型コロナウイルスと「共に生きる」ことを前提に暮らしそのものを変えていく動きもあり、社会や経済の構造、お客さまの価値観や行動が変容しつつあり、その中において、新たなニーズや社会課題が現れてくるものと認識しております。
  • そして、このようなニーズや社会課題を解決していくことは、地域社会の皆さまとともに成長してきた、当社グループの使命であると考えており、経営ビジョンにも掲げた人と人、人と社会をむすぶことにより、ご提供できる新たな価値・サービスをお届けしたいと考えております。
  • 当社グループといたしましては、お客さま起点の一歩先を行くサービスの開発を一層加速し、エネルギーサービスとあわせてスピーディにお届けしていくことで、お客さまや社会の新たな可能性や未来をひらいてまいりたいと考えております。
  • 私からは以上です。


以上

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