定例記者会見

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2021年度第3四半期決算発表記者会見 水谷副社長挨拶

2022年01月28日
中部電力株式会社

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  • 本日、私からは、
    • 2021年度第3四半期決算

    について、お話しいたします。

2021年度第3四半期決算

  • 2021年度第3四半期の連結決算につきましては、売上高は、1兆8,268億円となりました。
    収益認識に関する会計基準の適用影響などから、前期に比べ、2,856億円の「減収」となりました。
    再生可能エネルギーの固定価格買取制度にかかる収益、費用が会計基準の適用により純額処理となり、売上高は大きく減少しましたが、利益への影響はありません。なお、会計基準の適用影響を除くと2021年4月に日本エスコンを連結子会社化したことなどにより1,872億円の「増収」となりました。
  • 経常損益につきましては、51億円の経常損失となりました。赤字決算となりましたのは2013年度3四半期以来8年ぶりになります。
    JERAにおけるLNGおよび石炭トレーディング事業の利益増加などはあったものの、燃料価格の高騰に伴い期ずれ差損に転じたことによる1,710億円程度の減益影響が赤字決算の最も大きな要因となっております。
    加えて、中部電力ミライズにおける競争影響による収支悪化および卸電力取引市場の価格高騰に伴う電源調達コストの増加や、送配電事業者である中部電力パワーグリッドにおいて電力需給調整にかかる費用が増加したことなどから、前期に比べ、1,966億円の大幅な「減益」となりました。
  • なお、期ずれを除いた利益は、1,000億円程度と、前期に比べ250億円程度の「減益」となりました。

2021年度業績見通し

  • 次に、2021年度の業績見通しですが、最近の業績動向を踏まえ、10月28日に公表した業績予想値を、修正しております。
  • 連結売上高につきましては、燃料費調整額の増加などから、2兆6,000億円となり、前回公表からは1,000億円の「増収」を見込んでおります。
  • 連結経常損益につきましては、JERAにおけるLNGおよび石炭トレーディング事業の利益増加などはありますが、燃料価格の高騰に伴い期ずれ差損が拡大することに加え、中部電力ミライズにおける卸電力取引市場の価格高騰に伴う電源調達コストの増加や、中部電力パワーグリッドにおける電力需給調整にかかる費用の増加などにより500億円の経常損失と赤字の見通しであり、前回公表からは950億円の「減益」を見込んでおります。
  • 今回の赤字見通しにつきましては、燃料価格の高騰による「期ずれ差損」が1,000億円程度と大きく影響しておりますが、期ずれを除いた利益につきましても、500億円程度と前回公表から700億円程度の「減益」を見込んでおり、非常に厳しい収支状況と受け止めております。
  • 当年度の収支悪化に対しては、中部電力ミライズにおける調達ポートフォリオの最適化や、中部電力パワーグリッドにおける電力需給調整に関する制度・運用の改善など、適切な対応策を講じるとともに、JERAにおけるグローバルな事業展開など、各社がそれぞれの市場・お客さまと向き合って、成長に向けた取り組みを進めることで、グループ全体で収支を改善させてまいります。
  • 私からは、以上です。

資料



以上

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