定例記者会見

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2022年11月度 定例記者会見 林社長挨拶

2022年11月24日
中部電力株式会社

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  • 本日私からは、
    • この冬の電力需給
    • 全社防災訓練

    の2点についてお話しいたします。

この冬の電力需給

  • まず、この冬の電力需給についてお話しいたします。
  • 今月10日に皆さまにお知らせいたしましたとおり、この冬の中部エリアの電力需給は、8月に実施した追加供給力公募などにより、供給予備率が最も低い1月においても5.6%と、安定供給に最低限必要とされる予備率3%を確保し、安定して電気をお届けできる見通しです。
  • 一方で、急激な気温低下等による需要の増加、また、発電所や送変電設備の予期せぬトラブルによる供給力の減少が発生する可能性があるほか、ウクライナ情勢の影響等による燃料調達のリスクが継続しております。
  • こうした状況を踏まえ、中部電力グループ3社は、供給面、需要面、双方であらゆる対策に最大限取り組み、安定供給に万全を期してまいります。
  • 供給面の取り組みとしましては、冬に向けて確保した供給力を、設備のトラブルによって減少させることのないよう、発電所や送変電設備の運転・保守を確実に実施してまいります。
  • それでもなお、電力需給がひっ迫する場合においては、火力発電所の定格出力を超えた運転を行うほか、寒波による需要の急増などに対応する調整力である電源電源Ⅰ′を活用するなどの対応策を講じることで、安定供給の維持を図ってまいります。
  • 加えて、燃料調達リスクへの対策として、中部電力パワーグリッドを含む一般送配電事業者9社が共同で実施した追加供給kWh公募の結果、全国で約19億kWh相当の燃料を確保いたしました。
  • これにより、LNGなどの更なる価格高騰や、資源国における設備トラブルなどにより、安定して燃料を確保できない事態にも備えております。
  • 需要面につきましては、国からも呼びかけられているとおり、12月1日から来年3月31日まで、無理のない範囲で節電にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
  • 皆さまに、夏に続いて節電のお願いをさせていただくのは、大変心苦しく思っております。
  • この冬につきましては、中部電力ミライズが、国の補助事業も活用のうえ、節電プログラムをさらに拡充し、お客さまに、より一層節電に取り組んでいただきやすいサービスをご用意させていただきました。
  • 具体的には、今年の夏にご家庭のお客さま向けにご提供を開始しました、デマンドレスポンスサービス『ネイチャージ』や、月間の使用電力量を前年同月分より減らしていただくと電気料金を割り引くサービスを、法人のお客さまもご利用いただけるようにいたしました。
  • また、ご家庭のお客さま向けに、省エネ型のエアコンやエコキュートへの買い替えキャンペーンを新たに展開するとともに、法人のお客さま向けにも空調設備の洗浄を割引価格でご提供するキャンペーンもご用意しておりますので、ぜひご利用いただきたいと思います。
  • 当社グループは、この冬も安定して電気をお届けできるよう、総力を尽くしてまいりますが、お客さまにおかれても、無理のない範囲での節電にご協力をお願いいたします。

資料

全社防災訓練の実施

  • 次に、12月1日に実施する全社防災訓練についてお話しいたします。
  • 当社グループは、南海トラフ巨大地震をはじめとする大規模災害に備え、迅速な設備復旧や適切な情報発信、自治体との連携などの現場対応力の強化を目的に、毎年全社防災訓練を実施しております。
  • 今回の訓練は、平日午前9時に発生した南海トラフ巨大地震による大規模停電および原子力災害を想定して行います。
  • 大規模停電に対処する「非常災害対策統合本部」と、原子力災害に対処する「緊急事態対策本部」の2つの本部を設置し、初動対応や被害状況の把握、その後の早期復旧に向けた対応などについて訓練を実施します。


以上

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