定例記者会見

定例記者会見

2023年1月度 定例記者会見 林社長挨拶

2023年01月30日
中部電力株式会社

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  • はじめに、1月27日に公表させていただいたとおり、中部電力パワーグリッドと中部電力ミライズにおいて、お客さま情報の不適切な取り扱いが判明し、電力・ガス取引監視等委員会および個人情報保護委員会から、報告徴収を受領いたしました。
  • 本事案は、お客さま情報の漏洩により小売事業者間の公正な競争を阻害する恐れのあるものであり、大変重く受け止めております。深くお詫びを申し上げます。
  • 今後、報告徴収に適切に対応するとともに、二度と同様の事案を発生させることのないよう、調査および原因究明、再発防止の策定に全力で取り組んでまいります。

  • 本日、私からは、
    • 配当予想の修正
    • 電気料金の負担軽減策
    • 役員人事

    の3点について、お話しいたします。

配当予想の修正

  • 先ほど副社長の水谷からご説明させていただいたとおり、欧州の記録的な暖冬の影響などにより、世界的にLNGの需給が緩和し、資源価格が下落したことなどから、今年度通期の期ずれ除きの経常損益は、第2四半期決算時の赤字想定から大幅な上振れとなる見通しです。
  • 資源価格の動向をはじめ、中期的な経営環境については不透明感が残りますが、当年度の利益確保の蓋然性が向上したことや、安定配当に係る株主や投資家の皆さまのご期待を踏まえ、期末配当予想を「未定」から「25円」に修正させていただきます。

電気料金の負担軽減策

  • 次に、お客さまの電気料金の負担軽減策の実施について、お話しいたします。
  • 本日、中部電力ミライズが、4月1日からの特別高圧および高圧のお客さま向け標準料金メニューの単価を公表いたしました。
  • 物価高騰の中、できるだけ多くのお客さまに電気を安定してお届けするために、ご負担増をお願いすることとなり、大変心苦しい限りです。
  • 一方、先ほどご説明させていただいたとおり、当社グループの今年度の業績は、様々な変動要素が重なり、結果として大幅に改善する見通しとなりました。
  • 当社グループは、経営環境が変化した場合には、すみやかに各施策に反映することとしております。
  • 来年度につきましても、変動要素が多く、不透明な状況が続くものと考えておりますが、このたび、足元の資源価格の動向などを踏まえ、特別高圧および高圧のお客さまの電気料金の負担軽減策の実施に向けて、その内容を検討することを指示いたしました。
  • 具体的な内容につきましては、先行きの経営環境や財務状況などを勘案し、標準料金メニューの見直しによるご負担増を少しでも軽減できるよう検討を重ね、3月末までにお知らせいたします。
  • 当社グループは、引き続き、お客さまとともに、地域や社会の持続的な発展に貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。
  • 何卒ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。

役員人事

  • 次に、役員人事についてお話しいたします。
    本日、新たな執行体制を決定いたしましたので、ご紹介させていただきます。

(4月1日付役員人事)

  • 中部電力の4月1日付の役員人事です。
  • 今回の役員人事においては、燃料価格や為替、卸電力市場価格などの変動リスクを抱えるなか、事業環境を見極めながら、「経営ビジョン2.0」の実現に向けた取り組みを着実に実施するため、現在、各部門を牽引している本部長、統括、カンパニー社長等を引き続き各責任者として任用しました。
  • 次に、中部電力パワーグリッドおよび中部電力ミライズの執行体制については、いずれも、「経営ビジョン2.0」の実現に向け、経営と現場が一体となって経営課題に取り組んでいくことができるよう、現場力の強化に向けて、優秀な人財を任用しました。

(6月株主総会後の役員人事)

  • 続きまして、6月に開催予定の定時株主総会において承認を求める、取締役および監査役候補者について決定しました。
  • 取締役候補者は、重任の9名です。監査役候補者については、新たな社外監査役候補者として、中川 清明氏を決定いたしました。中川氏は、長年検事としてご活躍され、公安調査庁長官や名古屋高等検察庁検事長などを歴任されるなど、豊富な経験と幅広い見識をお持ちの方です。
  • 当社グループは、本日決定した新たな経営体制のもと、「変わらぬ使命の完遂」と「新たな価値の創出」の同時達成により、「経営ビジョン2.0」の実現に向けた取り組みを着実に進めてまいります。

資料



以上

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