プレスリリース

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浜岡原子力発電所4号機の新燃料輸送の完了について

2020年10月14日
中部電力株式会社

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当社は浜岡原子力発電所4号機(沸騰水型、定格電気出力113.7万キロワット)の新燃料輸送を完了しましたので、お知らせします。

1 輸送年月日

2020年10月14日(水曜日)

2 輸送区間

株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン (神奈川県横須賀市) ~浜岡原子力発電所

3 輸送数量

新燃料集合体(ウラン燃料)144体(9×9燃料(A型))
(輸送容器72個)

4 輸送方法

陸上輸送(トラック8台)

以上

参考

輸送理由について

浜岡原子力発電所4、5号機の新燃料を製造・保管している株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンより、同社工場の新規制基準対応工事を円滑に実施すること等の観点から、当社に対し、新燃料の早期輸送の要請がありました。この要請を受け、今回4号機の新燃料の輸送を実施しました。

9×9燃料について

9×9燃料には、燃料設計メーカの相違により、A型およびB型の2種類があります。設計、形状は異なりますが、燃料の性能は同等となっています。

今回輸送したA型(4号機用)の1体あたりの仕様は以下のとおりです。

該当なし

9×9燃料(A型)

燃料棒配列

9行9列

燃料棒数

74本

最高燃焼度
(ウラン1トン当たりの発熱量を示す)

55GWd/t

平均濃縮度
(燃料体の全ウラン重量中のウラン235の割合)

約3.8wt%

ウォータロッド(注1)本数

2本(管状)
(燃料棒7本分に相当)

(注1)燃料集合体の中央部に燃料棒と並行して設けられている中空の管で、内部に水を通すことにより燃料集合体内部の出力の最適化を図るとともに、燃料集合体の支持格子(スペーサ)の軸方向位置を固定するものです。

今回の輸送に使用した輸送容器の概要

型式(今回の輸送数)

RAJ-Ⅱ型輸送容器(72個)

輸送容器所有者

(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン

材質

ステンレス鋼

輸送容器重量(注2)

約930㎏

全長

約507㎝

全幅

約73㎝

高さ

約74㎝

(注2)重量:燃料集合体を収納しない状態
輸送容器は、国の技術基準により定められた9mの高さから落下、800℃の環境下に30分間放置する等の厳しい条件下においても問題がないように設計されています。

新燃料の輸送実績について

今回の輸送を含め、浜岡1~5号機の新燃料輸送を、これまでに合計104回・15,085体実施しています。

(内訳)

ユニット

輸送回数(回)

輸送体数(体)

1号機

28

2,390

2号機

29

3,659

3号機

26

4,208

4号機

18(注3)

3,244(注3)

5号機

8

1,584

合計

109(104)(注4)

15,085

(注3)MOX燃料の輸送(回数1回、体数28体)が含まれます。

(注4)1・2号機、1・3号機、1・4号機(2回)および2・5号機に同時に輸送した実績があるため、浜岡原子力発電所への輸送回数は104回(カッコ内)となります。

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