プレスリリース

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超コンパクトモジュール型ハイブリッド熱処理炉「EC Hybrid Ⅱ」の開発~ハイブリッド連続式熱風循環炉として世界最小クラスのコンパクト化と約6割の省エネを実現~

2020年10月27日
中部電力株式会社
株式会社エコム

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中部電力株式会社(所在地:名古屋市東区、代表取締役社長:林 欣吾)と株式会社エコム(所在地:浜松市北区、代表取締役社長:高梨 智志)は、昨年10月に開発したコンパクトモジュール型ハイブリッド熱処理炉「EC Hybrid Ⅰ」の改良版となる超コンパクトモジュール型ハイブリッド熱処理炉「EC Hybrid Ⅱ」(以下「開発品」)を共同で開発し、11月2日より販売を開始します。  

自動車部品等の製造工場では、アルミ等の金属部品の強度や硬度等の性質向上を目的に、熱処理が行われています。従来、大型のガス式熱風循環型熱処理炉の使用が一般的でしたが、昨年開発した「EC Hybrid Ⅰ」では、電気・ガスのハイブリッド化や風速制御等により、従来比約5割の省エネ、コンパクト化、多品種少量生産に対応できるモジュール化を実現しました。

この新たな熱処理方式を提案する中で、デマンドレスポンスへの対応など、熱処理の操業中においても、熱源となる電気・ガスの相互切替が可能なシステムへのニーズが高まってきたほか、更なる省エネとコンパクト化、昇温工程の時間短縮のニーズがあることが分かりました。

開発品では、熱交換器とガスバーナを一体化した排熱回収バーナを新たに採用することでコンパクト化を実現するとともに、電気ヒータと排熱回収バーナを別々に設置したことで操業中の相互切替が可能となりました。また、排熱回収バーナでの局所燃焼抑制技術による循環熱風の更なる高温化で、昇温工程の省エネと時間短縮を実現しました。さらに、制御盤と燃焼系の計器・バルブを同一面から監視、点検できるよう配置を最適化し、モジュール間の点検スペースが不要となったことで大幅な省スペース化を実現しました。

これにより従来比7割以上のコンパクト化と約6割の省エネを達成するとともに、昇温工程では約4割の時間短縮を実現しました。

今後、熱処理炉を保有するお客さまに開発品を提案していくことにより、柔軟な生産体制に加え、工場の省エネルギー化・省スペース化の構築に貢献してまいります。

従来のガス式熱風循環型熱処理炉

従来のガス式熱風循環型熱処理炉


EC HybridⅡの写真

EC Hybrid Ⅱ


アルミ部品の熱処理工程の図

アルミ部品の熱処理工程

1 融点未満に加熱し、合金元素を均一化
2 急速に冷却し、時効炉へ搬入
3 低温で保持し、強度と硬度を増大
4 冷却し、加工や組付等の次行程へ


設置容積のグラフ

設置容積


省エネルギーのグラフ

省エネルギー


昇温工程の時間短縮のグラフ

昇温工程の時間短縮


【仕様】

外観(2炉連結)の写真

外観(2炉連結)


設備構成の図

設備構成


制御温度

最高590℃

風速

最大50m/s

出力

ガス(13A) 60kW  電気 20kW

本体寸法

W1,300mm×L2,300mm×H2,500mm

参考価格

1,000万円(1台あたり)(注)

(注)複数台を連結して販売予定

以上

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