プレスリリース

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浜岡原子力発電所敷地内における火災に係る原因と対策について

2021年08月27日
中部電力株式会社

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当社は、国道150号線北側の浜岡原子力発電所敷地内において2021年8月12日に発生した、風力発電設備で発電した電気を送電線に送るための連系線(以下、「連系線」という。)からの火災について、原因を調査し、対策をとりまとめましたのでお知らせします。

調査の結果、連系線の被覆が溶損していること、その近傍に樹木が接触した跡と見られる接触痕を確認しました。また、溶損箇所近傍の樹木に焼け跡を確認しました。これらのことから火災に至ったメカニズムは、樹木が連系線に接触し被覆が損傷したことで、被覆の絶縁が保てなくなり、樹木を介して地絡が発生し、火災に至ったものと断定しました。

連系線と樹木が接触に至った原因は、連系線の巡視確認が不十分であったこと、巡視確認頻度に応じた樹木の伐採基準を定めていなかったことにあると判断しました。
このため、火災発生箇所の樹木を伐採するとともに、巡視確認において連系線と樹木の接近状態の確認が困難な場合には高所作業車等も使用して確実に確認すること、および樹木の伐採基準を明確化することにより、再発防止を図ってまいります。

なお、浜岡原子力発電所構内の配電線については、従来より配電線と樹木の接近状態の確認が難しい場合には、確認できる位置に移動し、配電線と樹木の接近状態を適切に確認しております。

浜岡原子力発電所敷地内における火災に係る原因と対策[PDF:1,150KB]

【これまでの公表状況】

浜岡原子力発電所敷地内における火災の発生について(2021年8月12日公表)

以上

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