プレスリリース

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東芝の企業価値向上に向けた出資参画

2023年09月21日
中部電力株式会社

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本日、当社は、TB投資事業有限責任組合(以下「本組合」)から株式会社東芝(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO 島田太郎、以下「東芝」)に対する公開買付が成立したとの通知を受けました。これにより、当社が有限責任組合員として、本組合に1,000億円の出資をすることが決定しましたので、お知らせいたします。

東芝は、創業以来、多くの事業で基幹インフラ・産業の基盤となる製品を供給することで重要インフラを支え続けてきており、当社グループの基盤となるエネルギー・インフラ分野においても、原子力や火力、再生可能エネルギーや送配電、社会インフラ事業など、幅広い分野で価値を提供しております。

日本産業パートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:馬上英実、以下「JIP」)およびそのグループ会社は、投資ビークルを通じた公開買付けにより東芝の株式を取得し非公開化すること、並びに東芝及びそのグループ会社の企業価値向上を目的として、本組合を組成し、当社は、その組成目的に賛同し出資を行うことを決定したものです。

本出資は、JIPが組成する投資コンソーシアムの枠組みの下、安定した経営基盤を構築し、東芝の潜在成長率を実現させる中長期で一貫した事業戦略を実行することにより、東芝の企業価値を大きく向上させることができ得ると評価しており、相応のリターンを見込むことができる有意義な投資機会であると考えております。

本出資は、「東芝の非公開化を支援し、同社の抱える課題の解消に協力すること」が主目的であり、東芝との協業や経営参画について出資先との合意事項は無く、本出資の条件にもなっておりません。一方で、当社はグループ経営ビジョン2.0の実現に向けて、協業等については経営における重要な選択肢と考えております。東芝のエネルギーシステムソリューション事業、インフラシステムソリューション事業およびデジタルソリューション事業等については、当社との親和性も高く、将来的に協業・連携等の機会をいただければ、様々なシナジーを創出できる可能性があると考えておりますが、現時点ではこれらに関する何らの具体的な合意事項および確定した方針はありません。

当社は、グループ経営ビジョン2.0に示した取り組みを着実に実施し、良質なエネルギーを安定・安価にお届けする変わらぬ使命を完遂するとともに、エネルギー事業の枠を越えた事業領域の拡大を進め、付加価値のあるサービスをお届けするなど新たなビジネスモデルの構築に挑戦していくことで、地域の持続的な発展に貢献してまいります。

なお、本出資による当期の当社連結業績への影響は軽微ですが、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。

参考

以上

<参考1>出資先の概要

名 称

TB 投資事業有限責任組合

所在地

東京都千代田区丸の内二丁目1番1号

組成日

2023年3月24日

組成目的

本公開買付けによる東芝の株式取得およびその後のスクイーズアウト(注)手続きによる東芝の非公開化ならびに東芝およびそのグループ会社の企業価値向上を実現すること。

無限責任組合

TBGP株式会社

 代表取締役社長:稲垣 伸一

 所在地:東京都千代田区丸の内二丁目1番1号

 事業内容:投資ファンドの管理・運営等

(注)事業継承や完全子会社化を目的とした合併・買収を行う際、少数株主から強制的に株式を買い取ること

<参考2>出資ストラクチャー図

出資ストラクチャー図

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