プレスリリース
JICAから「バングラデシュ国低炭素社会実現のためのダッカ配電マスタープラン策定プロジェクト」を受託
2024年03月08日
中部電力株式会社
当社は、このたび、独立行政法人国際協力機構(JICA)から「バングラデシュ国低炭素社会実現のためのダッカ配電マスタープラン策定プロジェクト」(以下、本プロジェクト)を、関西電力送配電株式会社(本店:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:白銀 隆之)および八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)と共同で受託いたしました。
バングラデシュ人民共和国(以下、バングラデシュ)では、堅調な経済成長に伴い、電力需要が増加しています。特に、経済活動の中心地で、国内電力需要の約35%を占めるダッカ首都圏は、今後も電力需要の増加が見込まれることに加え、再生可能エネルギーの拡大も想定されています。
こうした中、ダッカ首都圏では、経済成長の基盤となる電力の安定供給と信頼性向上のために、配電分野の計画策定、運用能力の強化の必要性が高くなっています。
本プロジェクトでは、2024年3月から2027年3月までの約3年間において、低炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの大量導入と電力安定供給の両立を見据えたダッカ首都圏の配電マスタープランの策定を支援します。また、ダッカ電力供給会社に配電自動化システム(注1)の導入支援、ダッカ配電会社にデマンドサイドマネジメント(注2)の技術支援を行います。
当社は、これまで培ってきた電気事業・海外コンサル事業の経験・ノウハウを活かし、バングラデシュの電気事業の整備・発展に寄与すべく本プロジェクトに取り組んでまいります。
今後とも、海外コンサルティング事業を含めたグローバル事業の積極的展開により、ゼロエミッション社会の実現、経営ビジョン2.0の実現に取り組んでまいります。
(注1)配電系統の停電発生時に、停電の原因区間を自動で検出し、原因区間以外の健全な区間に短時間で自動的に電気を送るシステム
(注2)電力の需要家側への働きかけにより、ピーク時の電力使用量を抑制または平準化する仕組み
【本プロジェクトの概要】
対象地域 |
バングラデシュ人民共和国 ダッカ首都圏 |
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関係官庁・機関 |
(関係官庁)
(実施機関)
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実施期間 |
2024年3月~2027年3月 |
主な業務内容 |
低炭素社会実現に向けた再生可能エネルギーの大量導入と電力安定供給の両立を見据えた配電マスタープランの策定および以下の支援を行う
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【ご参考】バングラデシュ人民共和国および首都ダッカの位置
以上