プレスリリース
姫路市におけるAIによる認知機能セルフチェックアプリ「ONSEI Pro」および電力使用量データを活用した高齢者の認知機能の低下・健康リスクの早期把握に向けた取り組みの開始
2026年04月23日
兵庫県姫路市
中部電力株式会社
日本テクトシステムズ株式会社
本日、兵庫県姫路市(以下「姫路市」)、中部電力株式会社(以下「中部電力」)、および日本テクトシステムズ株式会社(以下「日本テクトシステムズ」)の3者は、姫路市において、高齢者の認知機能の低下や健康リスクの兆候を早期に把握し、介護予防につなげるための共同プロジェクト(以下「本プロジェクト」)を開始しました。
背景・目的
高齢化の進展に伴い、認知機能の低下やフレイルなどの健康リスクの兆候を早期に把握し、適切な支援につなげることが重要となっています。一方で、従来の健康診断などのチェック手法だけでは、定期的・継続的に健康リスクの兆候を把握することに課題があります。
そこで本プロジェクトでは、自治体と企業が連携し、デジタル技術を活用することで、日常生活の中で負担感なく継続できるチェック手法を提供します。これにより、高齢者が自身の健康リスクに早期に気づき、必要に応じて適切な支援につながることができるしくみの構築を目指します。
プロジェクトの内容
本プロジェクトでは、日本テクトシステムズが開発するアプリ「ONSEI Pro」(以下「ONSEI Pro」)を用いた認知機能のセルフチェックと、中部電力による電力使用量データを活用した健康リスクの兆候検知という互いに補完的な2つのアプローチを並行して実施します。
(1)認知機能のセルフチェック「脳の健康度アッププロジェクト」
参加者が自身のスマートフォンに「ONSEI Pro」をダウンロードし、定期的に利用いただくことで、自身の認知機能の状態を日常生活の中で手軽にチェックできる環境を提供します。「ONSEI Pro」は、発話内容や声の特徴をAIで解析し、認知機能の状態を複数段階で可視化します。参加者が継続してセルフチェックをおこなうことで、認知機能低下の兆候を早期にとらえることを目指します。
(2)健康リスクの兆候検知「いつまでも元気プロジェクト」
参加者の同意の上で、電力スマートメーターから取得される電力使用量データを分析することにより、生活パターンの変化や健康リスクの兆候を捉えることを目指します。例えば、電気の使用状況から生活リズムやメリハリの変化といったサインを検知し、心身の不調の早期発見につながる可能性を探ります。
これらの取り組みにより、リスクを早期に把握して姫路市へ連携し、姫路市が参加者に対し、必要に応じて医療機関への受診案内や相談支援などをおこなうことで、早期対応および適切な支援につなぐ体制の有効性を検証します。
今後の展望
本プロジェクトを通じて得られたデータや運用ノウハウをもとに、以下の実現を目指します。
- 認知機能や生活習慣の変化を早期に察知し、必要な支援・介入から重症化予防まで一貫しておこなえる地域ケアモデルの構築
- 自治体の負担を抑えつつ、住民の健康維持を支える持続可能なしくみの検討・確立
- 今回の成果を踏まえた、他の自治体への展開も可能な標準モデルの策定
3者は、デジタル技術を活用した新たな介護予防のしくみづくりに取り組み、高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会の実現に貢献してまいります。
プロジェクト概要図

以上