プレスリリース
浜岡原子力発電所3号機の定期検査について
2010年11月26日
中部電力株式会社
当社は、浜岡原子力発電所3号機(沸騰水型、定格電気出力110万キロワット)の第17回定期検査を2010年11月29日に開始します。
今回の定期検査期間は、調整運転も含めて約5ヶ月を予定しています。
定期検査期間中に、原子炉本体、原子炉冷却系統設備、原子炉格納施設、蒸気タービンの点検等を実施するほか、全燃料764体のうち172体程度を新燃料に取り替える予定です。
参考
以上
参考1
浜岡原子力発電所3号機定期検査中の主な点検、工事
(1)主な点検
ア 原子炉本体
原子炉圧力容器の点検、炉内構造物の点検、燃料の点検
イ 原子炉冷却系統設備
配管類、熱交換器、ポンプ、弁類の点検
ウ 計測制御系統設備
制御棒駆動系の点検、各種計測装置の点検、校正
エ 放射線管理設備
各種放射線管理用計測装置の点検、校正
オ 原子炉格納施設
原子炉建屋、格納容器の気密試験
カ 蒸気タービン
本体の開放点検、主要弁類の分解点検、補機類の点検
キ その他
廃棄設備、燃料設備、非常用予備発電装置、電気設備等の点検
(2)主な作業・工事
ア 原子炉内の全燃料764体のうち172体程度を新燃料に取り替える予定です。
イ 原子炉隔離冷却系原子炉圧力容器ヘッドスプレイ配管(注1)に空気抜き配管を設置します。
ウ 制御棒駆動機構自動交換機(注2)の制御装置を取り替えるとともに、付属機器の詳細点検等も
あわせて実施します。
(注1)原子炉隔離冷却系原子炉圧力容器ヘッドスプレイ配管とは、プラントの停止時に
原子炉圧力容器の冷却を効率的に行うために、原子炉圧力容器の頂部から冷却水を噴射し、
蒸気を冷却するための配管です。
(注2)制御棒駆動機構自動交換機は、制御棒の挿入・引抜きを行うための駆動機構を
取り外し・取り付けするために用いる装置です。
制御棒駆動機構は、原子炉圧力容器の下部に設置しており、遠隔で交換する装置を使用して
取り替えを実施しています。