プレスリリース

プレスリリース

大船渡水力発電所構内における鉛の検出について

2010年12月17日
中部電力株式会社
岐阜支店

記事をシェアする

当社は大船渡水力発電所(下呂市金山町)の設備取替工事における構内土壌の処理について、工事に先立ち自主的に土壌調査を行ったところ、土壌含有量調査において「土壌汚染対策法(以下土対法という)」の基準値を超える鉛が検出されました。

これを受け、当社は12月13日岐阜県飛騨振興局へ報告し、汚染が確認された区画への適切な措置についてご指導をいただきましたのでお知らせします。

なお、当該水力発電所は従来から関係者以外は立入ができない措置を講じていること、および地下水への影響を確認する土壌溶出量調査を行った結果、基準値を超える汚染物質は検出されなかったことから、周辺住民のみなさまへの健康影響はないものと考えております。

今後汚染が確認された区画については、飛散防止対策を実施し適切に管理してまいります。

1 大船渡水力発電所の所在地

岐阜県下呂市金山町大船渡437-1

2 土壌の調査結果

・調査期間:平成22年11月19日~12月3日


調査結果

土対法基準値

土壌含有量調査(注1)

4箇所中1箇所で基準値を超過(検出量:270mg/kg

150 mg/kg以下

土壌溶出量調査(注2)

4箇所全て基準値以下(検出量:最大0.007mg/ℓ)

0.01 mg/ℓ以下

(注1) 土壌に含まれる汚染物質を直接摂取する場合の、健康被害の影響を確認するための調査項目
(注2) 汚染物質が溶け出し地下水経由で水を摂取する場合の、健康被害の影響を確認するための調査項目

3 原因

当該水力発電所は、昭和4年に岐阜電力株式会社にて運転を開始し、その後東邦電力株式会社、日本発送電株式会社に引き継がれ、昭和26年に当社に承継され運転しております。

当社に承継された以降、当該水力発電所で特定有害物質の取り扱いをした記録はなく、汚染原因については不明です。

以上

ページトップへ