プレスリリース

プレスリリース

浜岡原子力発電所 耐震安全性評価報告書の再点検に関する報告について

2012年01月20日
中部電力株式会社

記事をシェアする

当社は、他電力会社で確認された原子力発電所の耐震安全性評価における入力データ誤りを踏まえて出された原子力安全・保安院からの指示(注)に基づき、浜岡原子力発電所の耐震安全性評価報告書の再点検を実施し、本日、同院へ再点検に関する報告書を提出しましたので、お知らせします。

1 原子力安全・保安院の指示の内容(概要)

関西電力(株)高浜発電所第3号機および第4号機の耐震安全性評価における地震応答解析モデルの入力データの誤りや他社における同様の事象を踏まえ、「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」等の改訂に伴う既設発電用原子炉施設等の耐震安全性の評価を指示した原子力事業者に対して、安全上重要な建物・構築物および機器・配管系の耐震安全性評価に係る解析のために入力したデータおよび条件設定について、解析の委託先を問わず、誤りの有無を調査し、耐震安全性評価報告書の再点検を行い、安全性に関する総合的評価のうち耐震裕度に係る総合的評価を原子力安全・保安院に報告する前までに、同院の確認を受けること。

2 報告の内容(概要)

当社が原子力安全・保安院へ報告済みの浜岡原子力発電所3、4、5号機の耐震安全性評価報告書について再点検を実施したところ、解析における入力データに6件の解析で15箇所の誤りがあることを確認しました。また、入力データの誤り以外に転記ミス等による記載の誤りが40箇所あることを確認しました。

入力データの誤りがあった箇所について、正しいデータを用いて解析を実施した結果、一部報告書の記載の修正が必要となるものの、浜岡原子力発電所3、4、5号機の耐震安全性評価結果に影響を与えないことを確認しました。

また、今回入力データの誤りが確認されたことを踏まえ、原因の分析をおこなうとともに、再発防止対策を策定しました。

当社は、今回入力データの誤り等が確認されたことを真摯に受け止め、今後、策定した再発防止対策を確実に実施し、誤りの発生防止に努めてまいります。

(注) 原子力安全・保安院の指示:2011年8月22日に原子力安全・保安院により発出された「耐震安全性評価報告書の再点検について(指示)」(平成23・08・22原院第1号)

別紙

以上

ページトップへ