プレスリリース

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浜岡原子力発電所2号機の耐震安全性向上に係る取組に関する報告について

2012年10月29日
中部電力株式会社

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当社は、経済産業省原子力安全・保安院(当時)からの指示(注)に基づき、浜岡原子力発電所2号機の耐震安全性向上に係る検討結果をとりまとめ、本日、原子力規制委員会へ提出しましたので、お知らせします。

【報告概要】

1 取組方針

浜岡2号機の燃料プールに保管している使用済燃料の安全確保に必要な「冷却機能」、「未臨界機能」および「閉じ込め機能(遮へいを含む)」の各機能を確保するために必要となる「原子炉建屋」、「原子炉建屋基礎地盤」および「燃料ラック」について、3~5号機の耐震裕度向上のために設定した目標地震動(水平方向で約1,000ガル)により耐震性の余裕の確認を実施します。

さらに、燃料プール水の確保および燃料の未臨界性に関する余裕の考察を行った上で、安全上の余裕を高めるための必要な対策について報告します。

2 取組方針に基づく確認結果

(1)目標地震動による耐震性の確認結果

「原子炉建屋」、「原子炉建屋基礎地盤」および「燃料ラック」について、目標地震動に対し耐震性を有していることを確認しました。

(2)使用済燃料の安全確保に関する余裕の考察

使用済燃料の「冷却機能」、「未臨界機能」および「閉じ込め機能」の確保の観点から、燃料プール水の確保および使用済燃料の未臨界性に関し考察を行い、余裕を有していることを確認しました。

3 確認結果を踏まえた対策の検討

前項に示したように、浜岡2号機は耐震性の余裕を十分に有しており、余裕を高めるための対策は必要ないものと判断しました。

(注)経済産業省原子力安全・保安院(当時)の指示:2012年8月3日に経済産業省原子力安全・保安院により発出された「浜岡原子力発電所2号原子炉の耐震安全性の向上に係る取組の実施について(指示)」(20120801原院第3号)

別紙

以上

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