プレスリリース

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浜岡原子力発電所敷地内外における地質調査の実施について

2013年07月26日
中部電力株式会社

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当社は、浜岡原子力発電所の地質に関するデータ拡充を目的として、発電所の敷地内外における地質調査を実施することとしましたのでお知らせします。

当社は、これまで浜岡原子力発電所の敷地および敷地周辺における地質について詳細な調査を実施し、敷地内のH断層系は地震やずれを起こすものではないことを確認しています(注1)。

このH断層系については、昨年8月の国の意見聴取会(注2)においても、耐震設計上考慮する必要はないとされた一方、データ等の拡充について引き続き検討するよう意見が出されました。当社は、この意見を踏まえ、後期更新世(注3)の地層とH断層系との関係について、データの拡充を目的とした地質調査を自主的に実施することとしました。

地質調査では、後期更新世の地層が分布する敷地内北側および敷地外において、地表地質調査、ボーリング調査、トレンチ調査等を実施する計画です。

これらの調査は、今後調査に関係する地権者の方にお願いし、必要な手続きを行う等、準備が整った地点から開始します。

当社は、今後も最新知見の反映に努め、更なる信頼性の向上に努めてまいります。

(注1)浜岡原子力発電所の敷地内には、H断層系と呼ぶ地層のずれがあることを確認しています。H断層系については、後期更新世の地層との関係や断層の性状等から、活断層ではないと評価しており、この評価については、国の安全審査においても確認されています。

(注2)国の意見聴取会とは、原子力安全・保安院(当時)が設置した地震・津波に関する意見聴取会(地質・地質構造関係)のことです。

(注3)後期更新世とは、地質時代の区分の一つで約1~13万年前の間を示します。

別紙

以上

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