プレスリリース

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浜岡原子力発電所3,4号機の新規制基準を踏まえた追加対策の実施

2013年09月25日
中部電力株式会社

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当社は、2013年7月に施行された原子力規制委員会の新規制基準に速やかに適合することを目指し、必要な対応について順次検討を進めてまいりました。

このたび、浜岡原子力発電所3,4号機について、新規制基準を踏まえた追加対策を取りまとめ、4号機は2015年9月末、3号機は2016年9月末の完工を目標に実施することとしましたのでお知らせします。

新規制基準においては、原子力発電所の設計基準に関して、地震・津波のほか竜巻などの自然現象や火災などに対処するための要求事項が新設・強化されるとともに、設計基準を超える事象が発生した場合にも炉心損傷等の重大事故の防止や影響緩和を図るための要求事項が新設されています。

当社は、これまで自主的に津波対策や重大事故対策(注)に取り組んできていますが、新規制基準には、これらに加えて、さらなる対策や具体的な対応について検討を要する要求事項があり、その対応について検討を進めてまいりました。

このたび、必要な対応として、浜岡原子力発電所3,4号機について、地震対策のほか、竜巻対策、火災対策および重大事故への対応としての注水機能強化、電源機能強化などの追加対策を取りまとめ、これらの対策を実施することといたしました。(追加対策の概要は、添付資料-1参照)なお、5号機については、引き続き検討を進めてまいります。

今回実施を決定した追加対策については、設計進捗や工事物量等を勘案して、4号機、3号機の順に工事に着手してまいります。現場の作業輻輳等により工事期間が必要なことから4号機は2015年9月末、3号機は2016年9月末の完工を目標に進めてまいります。また、現在実施中の津波対策および重大事故対策についても、追加対策の設計等を反映し、追加対策の完工目標までに工事を終える予定です。

これらの追加対策を実施することで、3,4号機について新規制基準を踏まえ必要となる設備対策がひと通り整うものと考えております。(新規制基準への対応状況は、添付資料-2参照)

今後、今年度内のできるだけ早い時期に新規制基準への適合性に係る申請ができるように、必要な準備を進めてまいります。

当社は、浜岡原子力発電所の安全性をより一層向上させる取り組みを着実に進めるとともに、その内容を丁寧にご説明することで、地元をはじめ社会の皆さまの安心につながるよう全力で取り組んでまいります。

(注)2012年12月公表のフィルタベント設備の設置をはじめとするシビアアクシデント対策

別紙

以上

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